2023/11/30


郷土食で「大崎耕土」PR

 県の「みやぎ食育表彰」で本年度、奨励賞を受賞した大崎市の食育団体「西古川ずんだシスターズ」が21日、市役所で伊藤康志市長に受賞報告を行った。同市西古川地区の有志で結成し6年目。大豆が原料の郷土食「ずんだ」作り教室を主な活動とし、教育機関の体験学習や留学生のモニターツアー受け入れなど、「ずんだ」を通じた世界農業遺産「大崎耕土」PRと食文化伝承に一役買っている。

鎌田村長賞に藤島さん(仙台)

 第6回鹿島台フォト展(鹿島台観光物産協会主催)の入賞者がこのほど発表された。大崎市鹿島台の政治家、鎌田三之助の生誕160年を記念して今回限り設けられた「鎌田村長賞」は、藤島純七さん(仙台市)の「秋の互市」が受賞した。藤島さんの「秋の互市」は、毎年春と秋に行われる伝統行事「鹿島台互市」を撮影した作品。東北最大級で知られる互市の露店と買い物客の様子を捉えた。

創設60周年の節目祝う

 古川工業高化学工学科・化学技術科の創設60周年記念式典が25日、大崎市古川のグランド平成で開かれた。同窓生や教諭ら約80人が出席し、さらなる発展に向け思いを新たにした。化学工学科は1963年、全日制5番目の科として設置。90年の共学化を受けて女子生徒が入学し、96年に化学技術科に改編した。記念式典は同科卒業生でつくる「古工化学会」が主催。

 

地域づくりで日本一

 栗原市は6日、本年度の「あしたのまち・くらしづくり活動賞」(あしたの日本を創る協会など主催)で最優秀賞に当たる内閣総理大臣賞を受賞した同市花山の一般社団法人はなやまネットワークに「輝く日本一くりはら大賞」を贈った。あしたのまち・くらしづくり活動賞は、地域住民が自主的に運営している地域活動団体や、2年以上活動に取り組み成果を挙げている企業、商店街、学校などが対象で、今回は201団体から応募があった。はなやまネットワークは移動販売車で買い物支援を行っているほか、空き家を暮らせる状態に手入れし、移住者を受け入れており、住民ニーズを捉えた取り組みが高く評価された。

 

還付金詐欺相次ぐ

 県北部で28日、還付金名目の特殊詐欺で高額被害が出たことが相次ぎ分かった。いずれも電話で公的機関や金融機関を装い、ATM操作を促す手口。県警は「ATMで還付金はもらえない。不審な電話がかかってきたら最寄りの警察署か相談専用電話に連絡を」と注意喚起している。

 

新たなにぎわいの場を

 大崎市三本木の八坂神社境内で25日、「サンライズマルシェ」(三本木未来会議主催)が開かれ、市民が地元産の新米や新鮮野菜などを買い求めていた。春の「菜の花まつり」、夏の「ひまわりまつり」に続き、秋にも三本木地域でにぎわいの場をつくろうと、地域活動団体の同会議が実行委員会を組織して初めて開いた。