2023/12/14


150周年祝う演奏楽しむ

 開校150年をことし迎えた大崎市沼部小の節目を祝う記念演奏会(同校父母教師会主催)が8日、市田尻文化センターで開かれた。児童218人を含む約350人が、古川学園高吹奏楽部約70人の演奏に耳を傾けながら母校の歩みに思いをはせた。部員たちはクリスマスソングや近年のヒット曲など9曲を演奏。パート別演奏に加えカラーガードが花を添えたほか、ボードとうちわに記した「沼部小150周年おめでとう」を掲げて1世紀半の節目を祝った。児童による校歌斉唱では、全員が保護者席を向いて高らかに声をそろえた。

竜の木目込み人形制作

 「木目込み人形」の制作教室が11月から12月にかけ、大崎市古川長岡地区公民館で開かれた。参加者たちは来年の干支「辰」にちなんだ竜の人形を完成させ、来年の運気上昇を願った。制作教室は、同館が市内で教室を開いている佐々木邦子さん(74)を講師に招いて2020年から実施。初年はコロナ禍の収束を願って妖怪アマビエを、21年からは翌年の干支を作ってきた。雲に乗って飛ぶ竜を計4日間で作る今回は、地区内外から17人が受講。市販のキットとはいえ形が複雑な上、体や腹、たてがみ、目など部位ごとに使う布地も異なり、参加者たちは本体に溝を彫る段階から四苦八苦。最終日の6日は、しわが寄ってしまった布を手直しし、プラスチック製の角や針金のひげを木工用ボンドで貼り付けて完成。高さ約14センチ、長さ約16センチの見事な人形が出来上がった。

県北部作況105 「やや良」

 東北農政局は12日、2023年産水稲の収穫量をまとめ公表した。それによると、作柄の良否を示す作況指数は、大崎地方が含まれる宮城県北部で105の「やや良」(105~102)となり、猛暑に見舞われながらも昨年(99)を上回った。県内の作況指数は北部、中部、南部が105、東部が104で、県全体では105の「やや良」となった。10アール当たりの収量は566キロ(同29キロ増)。地域別は北部577キロ、東部564キロ、中部547キロ、南部542キロとなった。

 

ポストをXマスモードに

 クリスマスシーズンを迎えた大崎市内の各郵便局は、ポストをクリスマスの装いにデコレーションして利用者を出迎えている。日本郵便が2020年から全国で実施している「郵便局サンタ47(フォーティーセブン)」の一環。大崎市古川、松山、三本木、鹿島台地域の郵便局でつくる宮城北部地区連絡会宮城大崎部会の11局がポストを飾り付けた。このうち古川千手寺郵便局では11日、近くにある千手寺幼稚園の年少児9人が訪問。ポストの表側と裏側に、ラミネート加工した白いひげや眉毛、赤い帽子などを張り付け、サンタクロースに〝変身〟させた。

 

民族音楽の音色楽しむ

 大崎市グリーンツーリズム協会はこのほど、市役所本庁舎1階屋内広場「パタ崎さん家」で、南米の草笛「サンポーニャ」を作る体験事業を行った。サンポーニャは南米アンデス地方の民族音楽フォルクローレに使われる縦笛で、川沿いなどに生えるタデ科の多年生植物イタドリの茎で作られる。イタドリの茎は竹のように中心が空洞になっている。同協会は、都市部に住む人たちに田舎暮らしの良さを体験してもらうイベントを開いており、今回の取り組みもその一環。市内から8人が参加。イタドリは市内で採取したものを用意した。髙橋憲夫会長の指導で、乾燥したイタドリの茎を音階ごと決められた長さに切断。それら8本の茎を束ね、たこ糸でしっかり結んで仕上げた。完成後は思い思いに吹き、異国情緒ある音色を楽しんだ。

 

交通安全ポスター作文

 県はこのほど、本年度の交通安全ポスター作文コンクールの入賞作品を発表した。ポスターでは学年別4部門のうち3部門、作文でも3部門中1部門で大崎地方の児童生徒が最優秀賞に当たる知事賞に輝いた。入賞作品は25日から来年1月12日にかけて、県庁2階回廊に展示される。作文小学4~6年で知事賞に選ばれた美里町北浦小5年、佐々木洋さんは、自らの自転車での転倒などをきっかけに交通安全の大切さを呼び掛けた。小学1~3年知事賞の大和町吉岡小2年、遠藤咲和さんは、年代を問わず努力義務化された自転車用ヘルメットの着用を訴えた。ポスター中学校の部知事賞の播見麻結さんは、徒歩の学生に向かう飲酒運転の車を衝撃的に描いた。小学5~6年で知事賞を獲得した古川第五5年、瀬之上結愛さんは、運転中だけでなく歩きながらのスマホの危険も訴えた。小学3~4年で最も評価が高かった三本木4年、鈴木結望さんは、自転車用ヘルメットに表情や手を付けて躍動感を出した。

 

岩手県南・宮城卓球

 

 第43回岩手県南・宮城県卓球大会(栗原市若柳卓球協会主催)が11月18、19の両日、若柳総合体育館であった。女子団体では松山三本木スポ少A(大崎市)が優勝。同スポ少の小泉珠希選手は小学6年以下個人、中川心音選手は中学2年以下個人を制し、女子のタイトルを総なめにした。宮城、岩手両県だけでなく秋田県、山形県からも出場。男子は団体戦に34チーム、中学2年以下の個人戦に113人、女子は団体戦に19チーム、中学2年以下の個人戦に54人、小学6年以下の個人戦に15人がエントリーした。