2024/1/9


〝素顔〟で再会喜び合う

 「成人の日」(1月8日)を前に大崎地方1市4町で7日、20歳の節目を祝う祝賀行事が開かれた。新型コロナウイルスの感染法上5類移行に伴い、どの会場もマスク姿はごく少数。晴れ着に身を包んだ若者たちは待ちかねた素顔での再会に喜びをはじけさせた。大崎市古川地域「二十歳(はたち)の集い」は市内7地域最多の760人が対象に。出身中学校別の2部制で実施され、会場の市民会館は友人や恩師らとの思い出話に花を咲かせる若者であふれた。

町を支えた仕事紹介

 昭和30年代までの大崎市松山地域の特産や職人を紹介する企画展「松山のなりわい−町を支えたかつての仕事−」が、松山ふるさと歴史館で開かれている。地域を支えたさまざまななりわいを通し、当時の松山の姿をたどっている。2月25日まで。明治以降、松山地域を代表する産業として成長した「岩かまど」作り、茅葺き職人、風呂桶や手桶、たらいなどの製作、修理を行う桶職人、下伊場野地区の編がさ作りなどについて、個人蔵や県内の博物館などから提供された写真や映像、道具など約50点を展示し、紹介している。

タイムカプセル開封

 二十歳の自分へ-。大崎市三本木地域の「二十歳の集い」は7日、三本木ふれあいホールで開かれた。第2部の近況報告会では、三本木小出身の参加者が校内に保管したタイムカプセルを開封し、二十歳の自分に宛てた手紙や物を受け取って懐かしんだ。タイムカプセルは8年前、当時6年生だった児童たちが発案。担任教諭の協力を得て、手紙などを3クラスごとにプラスチック製の衣装ケースに入れた。ケースは敷地内に埋めることも考えたが、場所が分からなくなったり、破損したりすることを避けるため、体育館のステージ下に保管した。集いには対象者92人(男性43人、女性49人)のうち、約70人が出席。開封したタイムカプセルには、「二十歳の自分へ」と書かれた手紙や写真、文具、アクセサリー、ネームプレート、ぬいぐるみなどが入っており、参加者たちは「懐かしい」「覚えている」などと言いながら当時を振り返っていた。

 

サケ 河川捕獲3分の1に減

 県は、本年度のサケの捕獲・採卵成績速報(昨年12月20日時点)を公表した。県全体の河川での捕獲は4991尾(雄雌合計)で、前年度の3分の1にとどまっている。鳴瀬川や江合川の落ち込みは少なかったが、気仙沼地区の下落が響いた。沿岸での捕獲も4665尾と前年同期の15%止まり。今季のサケ漁はほぼ終了の見通しで、関係者は来秋の巻き返しを目指す。

 

9施設の命名権売却へ

 昭和30年代までの大崎市松山地域の特産や職人を紹介する企画展「松山のなりわい−町を支えたかつての仕事−」が、松山ふるさと歴史館で開かれている。地域を支えたさまざまななりわいを通し、当時の松山の姿をたどっている。2月25日まで。明治以降、松山地域を代表する産業として成長した「岩かまど」作り、茅葺き職人、風呂桶や手桶、たらいなどの製作、修理を行う桶職人、下伊場野地区の編がさ作りなどについて、個人蔵や県内の博物館などから提供された写真や映像、道具など約50点を展示し、紹介している。