2024/1/18


「デジタル市役所」推進

 大崎市は、無料通信アプリLINE(ライン)の公式アカウントを開設した。市政や防災、暮らしに役立つ各種情報をプッシュ通知で配信。「行かない」「書かない」「待たない」を合言葉に、行政手続きのオンライン化も段階的に進めていく。通称「デジタル市役所」。スマートフォンなどでLINEの「友だち追加」から「QRコード」を選択し、二次元コード読み取りで誰でも登録可能。「受信設定」でカスタマイズすることにより、登録者の居住地や好みに応じた情報が届く仕組み。また行政手続き「予約・申請」は当初▽窓口事前申請予約▽新型コロナワクチン接種予約▽引っ越し手続き-など6項目に対応。今後さらに手続きの範囲を拡大させたい考え。

 

ジャズと藍染めコラボ

 伝説のジャズトランペッター、マイルス・デイビス(1926~91年)の名曲に乗せ、世界農業遺産「大崎耕土」に関心を持つきっかけにしてもらう「NEW YEAR JAZZ CONCERT(ニューイヤー・ジャズコンサート)」が7日、大崎市図書館で開かれた。藍染めが彩るステージでムード豊かに奏でられる演奏に聴衆が酔いしれた。出演したのは、栗原市在住のジャズボーカリストMIKAさんと、デイビスに憧れプロを志したトランペッター伊勢秀一郎さん(石巻市出身)、郡山市出身のピアニスト須藤俊也さん。MIKAさんの力強く温かい歌声に乗せ、デイビスの代表曲など15曲を演奏した。舞台演出と出演者、スタッフ7人の衣装を手掛けたのは大崎市田尻の藍染作家、山下のぞみさん。ジャズから連想し夜の街や夜空をイメージした藍染めのオブジェ(縦約5㍍、横約3・8㍍)をステージ後方に設置。この日に向け染めた衣装は、世界農業遺産を支える「巧みな水管理」から水の流れを表した。

 

県の歩数アップチャレンジ

 3人一組となり日常生活の歩数増を目指す「歩数アップチャレンジ」(県主催)の結果がまとまった。事業所部門トップは石巻市の「東北建商」(1日平均1万9152歩)で、大崎地方からは美里町の建設業「石堂建設」(同1万2404歩)が9位に入った。県によると、県内のメタボリックシンドローム該当者と予備群の割合は他県より高いほか、1日平均歩数(7500歩)は県と国の目標値(9000歩)を下回る。また、コロナ禍による在宅勤務や外出控えも運動不足を助長させたという。

 

ユースエール認定企業に

 大崎市古川で看板製造、設置などを行う東亜レジン古川(永井茂智社長)はこのほど、若者の採用、育成に積極的に取り組む「ユースエール認定企業」として国から認定を受けた。同社は地元大崎地域からの採用が9割で、社員の平均年齢も37歳と若い。看板の製造、設置のほか、屋外広告物許可申請や設置後のメンテナンスも行うため、製造以外の人材採用も進めている。10日に認定通知書の交付があり、宮城労働局の山口泰久職業安定部長が田中慎一工場長兼生産本部長に通知書を手渡した。

 

富谷~大和間4%増

 東日本高速道路は9日、年末年始期間(昨年12月28日~ことし1月4日)の交通状況を発表した。平均一日交通量は前年同期と比べ3%増えた。下りのピークは12月30日だったが、1月2日にも下り方面で渋滞が相次いだ。上りのピークは3日。10キロ以上の渋滞は30回発生し、最も長かったのは2日午後5時ごろ関越道川越インターチェンジ上り線で発生した43・2キロだった。富谷ジャンクション~大和インターチェンジ間の平均一日交通量は3万2900台で前年を4%上回った。