交通死亡事故ゼロ8年
色麻町の交通死亡事故ゼロ期間が16日で連続8年(2922日)に達し、県知事名の褒状が贈られた。継続中の記録で南三陸町(3516日)、女川町(3012日)に次ぐ県内自治体3番目の長さ。町内では2016年1月15日、同町黒沢字切付で、男性会社員(当時46)が、何らかの原因で「自然発車」した自分自身のトラックにはねられて亡くなったのを最後に、交通死亡事故は起きていない。達成翌日の17日に町役場で伝達式が開かれ、町と加美署、地元関係者らが出席。県地域交通政策課の鹿間敬志副参事は「町をはじめ関係機関、団体が地域に根差した交通安全活動に継続して取り組んだたまもの。敬意を表する」とたたえた。
世界児童画展
世界の子どもたちが描いた絵画を集めた「第53回世界児童画展宮城県展」(美育文化協会、大崎市教委主催、大崎タイムスなど後援)が、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。自由な発想で色彩豊かに描かれた作品が訪れた人の目を楽しませている。28日まで。同展は1970年の大阪万博を機に創設され、世界中を巡回している。第53回展(2022年度)は3~15歳が描いた約8万点が寄せられ、緒絶の館には県内と26の国と地域の入選、入賞作品約300点を展示した。それぞれの国や地域の街並み、家族、動物などをモチーフにしたものや、想像力を発揮して仕上げた空想画など、個性あふれる作品ばかり。台湾のチェン・ルオニンさん(11) の「夜市の生活」は、活気あふれる露店を描写。汗を流しながら客とやりとりする店主の姿が夜市の臨場感を伝えている。
餅つきやたこ揚げ満喫
子どもや高齢者に無償または安価で食事やだんらんの場を提供する子ども食堂「わくわくこどもカフェ」が14日、涌谷町さくら館で開かれた。親子連れが昔ながらの餅つきとたこ揚げを楽しんだ。町内の有志が2022年12月に試験的に始め、昨年4月から主に月1回、同町字新町裏のゲストハウス「あんだあも」を中心に開催している。回を重ねるごとに参加者は増え、9回目の今回は子ども24人を含む過去最多の47人が集まった。町内の高校生、大学生のほか、親睦団体「わくや大の会」が運営に協力し、きねと臼の使い方を指導。子どもたちは「ぺったん、ぺったん」とリズミカルにきねを振り下ろし、餅をついた。
親子でバスケに親しむ
親子でバスケットボールに親しむファミリーバスケットボールフェスティバルが7日、大崎市岩出山体育センターで開かれた。岩出山バスケットボール協会が、寒さで運動量が減りがちなこの時期に毎年開いている。この日は地元岩出山のほか、大崎市古川、加美町、美里町から合わせて約120人が参加。フリースローの成功数などを競う「フリースローチャンピオン」など3種目のゲームに挑んだ。保護者チームと子どもチームが対戦する「大人と子どものバスケ対決」では、経験で勝る大人に対し、子どもたちは持ち前の体力とスピードで一進一退の攻防を展開。最終盤まで得点が拮抗する白熱の試合となった。
コロナ前週から1・24倍
県は18日午前、ことし第2週(8~14日)の感染症発生動向調査週報(速報)を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所では、インフルエンザで合わせて76人の感染が報告された。前の週の6割ほどに減り、昨年11月以降で初めて3桁を割り込んだ。県内6地域で唯一、警報継続基準を下回った。新型コロナウイルスは▽仙南83人(同11・86人)▽大崎108人(同10・8人)▽石巻96人(同9・6人)▽気仙沼33人(同8・25人)▽塩釜131人(同8・19人)▽仙台市269人(同6・11人)-で県全体では720人(同7・91人)。大崎では前の週から1・24倍、県全体も1・46倍に増えた。年代別では、60歳以上の割合が15・6%を占めた。
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