被災した同年代のために
能登半島地震で被災した同年代の子を励まそうと、大崎市古川の小中学生が募金活動を行い、5校合わせて約43万円集めた。市教育委員会経由で石川県輪島市、能登町に送る。内訳は古川第一小3万5012円、古川第二小19万875円、敷玉小6万9414円、古川北中6万5255円、古川南中6万9077円。いずれも児童生徒が自ら発案し、校内で募金を呼び掛けたもの。1月31日に市教委で受領式があり、各校代表が熊野充利教育長に募金箱を託した。
シニア対象に健活セミナー
大崎市地域交流センター・あすもの人気講座「シニアのための健活セミナー」が1月29日、同センターで始まった。2月末までの3回シリーズで、初回は男女約30人の受講者が健康滑舌トレーニングやニュースポーツ「太極柔力球」に取り組み、健康な体づくりへの意識を高めた。市内在住の50歳以上が対象で、健康で生き生きと豊かな人生を送るための体づくりを学ぶ企画。講師を務めたのは県健康管理士会。表情と脳を活性化させる健康滑舌トレーニングでは、姿勢を正すことや口角を上げる、舌と唇の動きを柔らかくするといったポイントを学習。その後、呼吸や唇の動きを意識しながら変則五十音や早口言葉、昭和歌謡「寒い朝」などを歌い上げた。
火災多発 1月9件
大崎広域消防本部管内で年明け以降、火災が多発中だ。1月末現在9件(昨年同期比6件増)と過去最悪ペース。出火原因として不注意や火の不始末が目立ち、本部予防課は「空気が乾燥しており強風の日も多い季節。『火の用心』を心掛けて」と注意喚起している。年間件数が過去2番目に少なかった昨年(52件)から一転、急増の兆し。1月として2015年以降の統計で最多。市町別は大崎市5件、美里町3件、色麻町1件。種類別では建物火災が6件に上り、3日朝には同市鹿島台広長で住宅1棟が全焼し、火元の60代男性が亡くなった。残る3件はいずれも車両火災。
恵方巻き作りに追われる
節分に福を呼び込もうと「恵方巻き」を食べる習慣が広まり、大崎市古川のすし店では3日、職人らが注文に応じ、巻きずし作りに追われた。古川の「君鮨」では、同日午前3時ごろから、職人3人が作業を開始。のりに酢飯を広げ、おぼろでんぶやかんぴょう、玉子など7種類の具を乗せ、一つ一つ手際よく巻いて完成。パックに入れた恵方巻きを、従業員らが注文先の家庭や職場ごとに個数を確認してまとめ、袋に詰めていた。同店では約500件の注文があったという。千葉君夫親方は「ことしはスタートから大地震や飛行機事故などがあったが、恵方巻きを食べて福を呼び、これから災害のないようにと願いながら作業をした」と語っていた。
バレンタイン控え活気
14日のバレンタインデーが近づくにつれ、大崎地方の菓子店も活気づいている。大崎市岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」内にある「ロイズコンフェクト」常設店には限定商品がお目見えし、連日、レジ待ちの列ができている。同店によると、売れ筋はクマの形をしたチョコレートなど、食べやすいサイズの3種計9個を詰め合わせた「ロイズスマイルプチセット」。ラスクや甘さ控えめのチョコレート4種計10個が入った「ロイズプチギフト・スイートカトル」は酒のお供に最適だという。限定商品はなくなり次第、販売を終了する。売り場担当者は「バレンタインデーが近づくと売り切れたり店舗が混雑したりするため、早めの購入を」と呼び掛けている。
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