「地域共生社会」実現へ
大崎市は3日、東北福祉大、市社会福祉協議会と「福祉事業推進に係る連携協定」を結んだ。市と社協は学びの場を提供し、大学側は福祉に関する地域課題解決への提案や、災害時には学生ボランティア派遣も行う。3者タッグで「地域共生社会」実現を目指す。大学側からの呼び掛けで実現。東北福祉大が「地域福祉」分野で行政と協定を結ぶのは秋田県、山形市に次いで3カ所目という。市役所で締結式があり、伊藤康志市長、千葉公慈学長、高橋栄徳会長が協定書を交わした。
保育学習の成果披露
県北唯一の保育系短大、宮城誠真短大(の「第32回卒業発表会」が3日、大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれた。2年生44人が音楽表現や国語表現など3演目以上に出演し、保育に関わる学習成果を発表した。新型コロナウイルスの感染状況に合わせ、昨年まで規模を縮小したり入場者を制限したりしていた発表会。ことしは4年ぶりの通常開催となり、学生たちはピアノ演奏や合唱、絵本の読み聞かせなどを2部構成で発表した。このうち子どもたちに体を動かす楽しさを教える身体表現では、思い思いの衣装を着て「サチアレ」や「フライングゲット」といった日本のポップソングに合わせてダンスを披露。子どもたちが思わず体を動かしたくなるような軽快な踊りで会場を盛り上げた。
色麻町議会 議長に天野氏選出
色麻町議会は5日、改選後初となる定例会2月会議を開き、正副議長選で新たな議長に天野秀実氏(68)=8期=、副議長に白井幸吉氏(69)=3期=を選出した。任期4年。就任あいさつで、天野氏は「二元代表制の一翼を担い、議会本来の役割が果たせるよう努力する」、白井氏は「先輩議員、同僚議員とともに議長を支え、職責を全うしたい」とそれぞれ述べた。
家計のやりくりゲームで学ぶ
家計のやりくりについてゲームを通して楽しく学ぶ講座が1月30日、大崎市田尻小で開かれた。5年生20人が、獲得したお金を元に旅行の予算を決めるなどして収入と支出のバランスについて考えた。東北財務局の出前講座の一環。同局金融監督第三課上席調査官兼貸金業調整官の佐藤淳一さんや同校教務主任でファイナンシャルプランナーの今野剛義さんが講師を務めた。児童たちは5班に分かれ、重なった紙コップ10点をばらばらにし、ピラミッド状に積み上げてから崩して再び重ね合わせるという労働に見立てたゲームに挑戦。制限時間内に成功した回数に、クイズの正解数などによって得たお金を加えて収入とした。それを元にグループで話し合い、旅行先や宿泊施設、観光施設をそれぞれ3カ所から選択。高額な観光施設を優先し、宿泊施設や食事のランクを落とすなど予算内に収まるように頭をひねらせた。
目抜き通りに鍋料理ずらり
多彩な鍋料理を販売する「うめぇがすと鍋まつり」が11日昼、加美町中新田地区中心部の花楽小路商店街で開かれる。住民有志や企業、地元加美郡内の2高校(中新田、加美農業)など計24団体が出店予定。1杯300~500円と手ごろな価格設定も魅力だ。午前11時、全店一斉に販売スタート。人気ぶりはコロナ禍前、開始後1時間足らずで大半が完売したこともあるほど。中新田高は生徒と商店主らのコラボ料理「担タカ鍋」、加美農業高は大相撲の時津風部屋直伝「相撲部特製塩ちゃんこ鍋」を用意している。ほかもあっさり系から濃厚系まで盛りだくさん。食べ比べが醍醐味の一つ。
新手のネット詐欺防ぐ
古川署は5日、オンライン決済を使った詐欺被害を未然に防いだとして、三本木郵便局に感謝状を贈った。同種のケースは同署管内では初めてといい、新手の手口として警戒を強めている。千葉局長(55)によると、1月18日、会議を終え帰ろうとしたところ、同局を訪れた60歳代男性が携帯電話で通話しながらATMを操作していた。不審に思い声を掛け、電話を代わり詳しく問いただし、「(送金は)明日でもいいのでは」と語ったところ犯人は急に怒り出し電話が切れ、被害を防いだ。
ほんにょも苔まみれ
栗原市栗駒松倉の栗駒山麓ジオパークビジターセンターで「くりはらde苔アート展」(県北部地方振興事務所栗原地域事務所林業振興部主催)が開かれている。エントランスには、コケでできた同市のマスコットキャラクター「苔りほんにょ」が展示され、来場者を出迎えている。3月24日まで。栗原で栽培が盛んなコケや、コケを使ったインテリア「コケリウム」を全国にPRする狙い。昨年夏ごろに栗原市や仙台市の会場で、参加者が瓶の中にお気に入りの小物などを配置して作った「杜のコケリウム作品」や、栗原市内に生息しているコケの写真などを展示している。
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