「大崎ジビエ」特産化へ
鳥獣被害軽減とジビエ(野生鳥獣肉)特産化に向けて大崎市は21日、東北初となるイノシシ用食肉加工処理施設(同市岩出山)で処理された肉の試食会を市役所本庁舎屋内広場で開いた。「大崎ジビエ」のブランド名で、4月27日から市内道の駅3カ所で売り出す。旧真山小の跡地活用で整備した処理施設が年明けに稼働開始。試食会では〝初蔵出し〟肉20キロを軍艦巻き、煮込み、串揚げ、ローストビーフ風など和洋9品のジビエ料理に仕立てた。腕を振るった日本ジビエ振興協会の藤木徳彦代表理事(オーベルジュ・エスポワールオーナーシェフ)、おおさき楽友会の矢内信孝会長(ゆさや料理長)の2人が「赤身が多くヘルシー」「味が良くて和にも洋にも合う」と自信満々の出来栄え。試食した関係者約60人が「おいしい」「お代わり」を連発。
遊べるメディアアート
宮城大の学生が最先端のデジタル技術を使って考案、制作した体験型メディアアート作品を紹介する「『、』と『。』展(くとうてん)」が、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。これまでの研究成果を生かした高い技術と遊び心あふれる映像作品に触れられる。大崎タイムスなど後援。25日まで。同展は、大崎市と宮城大が結んでいる連携協力事業の一環で、ことしで7年目。今回は事業構想学群価値創造デザイン学類の3年生32人が、「時間の流れ」をテーマに制作した7点を展示した。「立ち止まり、考える」をコンセプトに、立体物に映像を張り合わせるプロジェクションマッピングなどを駆使した映像作品が並ぶ。5~10秒前と現在の自分が重なり合う映像を楽しめる「はぐみー!」、スクリーンの中の自分に動物たちが駆け寄る「とまりあい」、手の動きに反応して万華鏡のように模様が動く「MANGEKYO」など体を動かして遊べるゲームのほか、雨の波紋や星が形を変えながら床に映る「みずかがみ」といった静かな映像美に心を癒やされる作品もある。
平野部でも大雪に
県内は前線や気圧の谷の影響で21日から22日昼前にかけて断続的に雪が降り続き、平野部でも大雪となったところがあった。大崎地方も各地で除雪車が出動するほどの積雪となり、通勤通学者の足に影響が出たほか、雪かきに追われる姿も見られた。アメダスによると、22日午前8時現在の県北部の積雪は栗原市栗駒の駒ノ湯28㌢、大崎市鳴子温泉川渡18㌢、同市古川16㌢。最低気温は古川で氷点下2・3度、川渡で氷点下2・1度を観測。日中もあまり気温が上がらず、午前11時現在、古川で氷点下1・1度、川渡で氷点下0・8度だった。
県中学校春季選抜バレー
第49回県中学校春季選抜バレーボール大会は17、18の両日、大崎市三本木総合体育館などで行われ、男子は三本木、女子は古川学園がそれぞれ優勝した。大会には県新人大会の男女各上位8チームが出場。男子は三本木と古川の大崎勢同士の決勝となり、三本木がストレート勝ちした。女子の古川学園は本年度新設されたばかりのバレーボール部で、部員全員が1年生。決勝では広瀬をストレートで下した。
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