事故現場で救命処置
交通事故現場でけが人に適切な救命処置を施したとして、大崎広域消防本部古川消防署は4日、大崎市古川南中1年の小野美空さんら生徒6人と、大崎市民病院本院の看護師佐々木由梨枝さん(36)に表彰状を贈った。同署によると、1月10日夕、同校近くの交差点で70代男性がワゴン車にはねられる事故が発生。居合わせた小野さんはパニック状態の運転手に代わって119番通報し、出血して倒れたまま動けない男性の容態を救急隊員に伝えた。非番日に偶然通りかかった佐々木さんはわが子を周囲の人に託し、自ら救命処置を買って出た。騒ぎを聞きつけた同じく1年の中村美波さん、いずれも2年の米川未羽菜さん、佐々木永愛さん、藤原心香さん、操亜咲妃さんも次々と〝救命の連鎖〟に加わり、救急隊到着まで処置を手伝った。
ひな人形やつるしびな600点
大崎市松山酒ミュージアムで2日から、「酒の蔵でひなまつり」が開かれている。古布を活用して制作したひな人形やつるし飾りが会場いっぱいに並び、訪れた人の目を楽しませている。10日まで。作品は同市古川出身で仙台市在住の和小物作家、村松のり子さん(63)と、村松さんが講師を務めるサークルや教室の生徒13人が出展。〝縁起物〟といわれるウサギやネコを交えたひな人形や大小さまざまなつるしびな、帯に人形を装飾した華やかなタペストリー、かわいらしい小物入れなど約600点が会場を彩っている。
住民同士 親睦深める
大崎市の古川中央コミュニティー運営協議会は2月25日、古川第二小体育館で室内レクスポーツ大会を開き、住民同士の親睦を深めた。同市古川の東町、前田町、北町南など六つの町内会から住民51人が参加。玉入れやスマイルボウリングなど5競技を行った。輪投げでは、輪の入った場所の数字を合計した得点で順位を競った。
〝合格の春〟目指す
2024年度県公立高校の一般入試が5日、全日制68校、定時制12校で始まった。受験生たちは〝合格の春〟を目指し、全力で試験に挑んだ。24年度の第一次募集は、全日制が定員1万3640人に対し1万3609人(倍率1・00倍)、定時制は960人に対し384人(同0・40倍)がそれぞれ出願。全日制は前年より486人減り、定時制は32人増えた。学力検査は国語、数学、社会、英語、理科の5教科を実施。大崎地方の進学校、古川高は普通科定員240人に対し、244人が志願、倍率は1・02倍となった。マスク姿の受験生たちは緊張した面持ちで会場に入って静かに待ち、試験開始の合図がなると熱心に鉛筆を走らせ、問題に取り組んでいた。
地域福祉に理解を
第11回三本木福祉のつどい(実行委員会主催)が2日、大崎市三本木保健福祉センターふれあいホールなどで開かれた。さまざまな団体がステージ発表や資料展示を通して活動を紹介し、来場者は地域の福祉活動に理解を深めた。集いは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止していたが、4年ぶりに開催。ステージでは、介護予防事業に参加している高齢者がスコップ三味線を演奏。民謡やレクダンスも披露された。エントランスでは障害福祉団体がフラワーリースを、三本木まちづくり協議会すいせん植え隊がマーガレットなどの花をそれぞれ販売。三本木地域にある大崎広域ほなみ園は子どもたちの日常を紹介する資料展示を行うなど、参加団体が活動をアピールした。
手作りのつるし飾り
栗原市栗駒の尾松郵便局で、同市栗駒の菅原清子さん(77)が手作りしたつるしびな飾りが展示されており、訪れた近隣住民を楽しませている。8日まで。菅原さんは30年ほど前に地元の商工会が開いたつるし飾り教室で作り方を習い、以来少しずつ、ちりめん生地などを使って制作している。つるし飾りには子どもの健やかな成長や幸福への思いを込めており「ひな祭りの時期に少しでも春の訪れを感じてもらえれば」と作品を展示した。
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