加護坊山からの眺望撮る
大崎市田尻地域の自然や史跡、行事を写した写真を競う「田尻観光写真コンテスト」の入賞作が決まった。代表的な観光名所の加護坊山の自然や蕪栗沼の渡り鳥を撮影した作品が多数入賞した。コンテストは市田尻観光協会と市が主催。11回目の今回は「撮っても(とっても)いい!たじり」をテーマに募り、市内外の18人が31点を寄せた。同会役員ら6人がこのほど審査し、入賞作6点を選んだ。最優秀賞に輝いたのは同市三本木音無の髙橋瞳さん(39)。昨年6月に加護坊山からの眺望を縦構図に収め、初夏の山の豊かな緑や遠景まで広がる田園地帯を捉えた。入賞に「うれしい。多くの人に訪れてもらい、加護坊山から望む大崎耕土の眺望の素晴らしさを知ってほしい」と話した。
古布リフォーム展示即売会
古布や着物をリフォームした洋服や雑貨などの展示即売会が8日、大崎市三本木の亜炭記念館ホール(三本木道の駅やまなみ隣)で始まった。10日まで。主催したのは、同市三本木の手作り教室「寺子屋」(寺澤道子さん代表)。同教室は15年ほど前、寺澤さん(76)が経営する文房具店の一角で、手芸好きの仲間が集まって活動したのが始まり。人形作りなどをしている板宮郁子さん(三本木)を講師に、現在、生徒15人が活動している。会場には洋服やバッグ、ポーチ、アクセサリーなど約500点を展示。複数の布をパッチワークのように縫い合わせたスカートやエプロン、上質なかすりや絞りの着物で作ったワンピースやチュニック、ベストなど、生徒たちの技法とデザインが光る力作ばかり。
古川署長に髙橋交通規制課長
県警は7日、定期人事異動を内示した。警察官と一般職員を合わせた異動規模は、前年比14人増の1426人。県北部では大崎地方1市4町と栗原、登米両市管轄計8署のうち、5署で署長の顔ぶれが変わる。発令は22日(警部補以下4月1日)。県北部では、古川署長に髙橋誠交通規制課長、遠田署長に白瀬勲外事課長兼テロリズム対策室長、鳴子署長に後藤秀一若林署副署長、若柳署長に須藤信豪監察課上席監察官、登米署長に上野勝昭捜査3課長が就く。
寄せられた支援金託す
NPO法人大崎タイムス福祉部は7日、一般市民や団体、企業から寄せられた能登半島地震支援金49件、計400万円を大崎市に寄託した。同支援金は今月末まで受け付ける。福祉部の伊藤卓二理事長らが市役所を訪ね、伊藤康志市長へ手渡した。公務で被災地訪問を行う際に持参してもらう。新聞紙面を通じて1月初旬から被災地への浄財を募り、さらに福祉部拠出の約14万円も加えた。伊藤理事長は贈呈式で「東日本大震災で受けた支援の恩返し」を強調し「(支援金を寄せた)皆さんの思いを被災地へ届けていただきたい」と語った。過去にも福祉部は熊本地震(2016年)、大崎市の姉妹都市宇和島市も甚大な被害を受けた平成30年7月豪雨(18年)時など、「恩返し」の浄財を市経由で送った経緯がある。伊藤市長は「災害のたび(福祉部が)圏域の窓口となり、温かい気持ちを寄せてもらっている」と感謝を述べ、発災後2度目となる能登半島入り(今月10日出発、11~12日滞在)の公務予定を明かし「被災自治体に直接届ける」と約束した。
22年観光客数
県はこのほど、2022年の観光統計概要を発表した。新型コロナウイルス感染拡大後初めて年間を通じて行動制限がなかったこともあり、県全体の入れ込み数は前年から27・3%増加。一方で大崎地方は13・2%増にとどまり、アフターコロナへの移行に出遅れたかたちになった。
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