「自然共生サイト」認定へ
大崎市鹿島台地域の里山に点在する「旧品井沼周辺ため池群」がこのほど、環境省が定める「自然共生サイト」に認定されることが決まった。同サイトは、民間団体などの取り組みで生物多様性の保全が図られている区域を認定する新しい制度。ため池の保全活動に努めるNPO法人シナイモツゴ郷の会の高橋清孝理事長(72)は、「企業や市などと連携しながらより活動にまい進していきたい」と語っている。
Webマラソンで1位
学校行事や授業の合間に走った距離数を小学校ごとに競う「Webマラソン大会」で、大崎市田尻小が21人以上30人以下1年生の部、美里町中埣小が11人以上20人以下5年の部でそれぞれ1位に輝いた。大会は、体力や運動能力向上、運動習慣確立、全国上位にある肥満の改善を図るのを狙いに県教育委員会が2021年度に始めた。各校の走行距離をウェブサイト上で累積、把握してもらうことで競い合う。23年度は、昨年5~6月と9月~ことし2月に行われ、県内44校、延べ280チームが学年、クラス人数別に参加した。田尻小1年1組27人が業間や体育の授業、持久走記録会で走った距離は347・2㌔。表彰式が12日に同校であり、県教育庁保健体育安全課主幹の高橋寛さんが児童代表に賞状を手渡し、「苦手な人も少しずつ走れば記録になり、自信にもつながる」として記録更新に向けて激励した。
茶室いっぱいにひな飾り
大崎市古川下中目の茶湯座敷「悠喜庵」に、ひな人形やつるしびななど約400体が飾られており、訪れた人の心を和ませている。31日まで。ことしで24年目となる恒例行事で、木目込み人形や仙台堤焼きなど、珍しい作品も並ぶ。このうち江戸中期の作とされる「御殿飾り」は、高さ約40㌢の宮殿の中に男びなや女びな、三人官女が座り、華やかな貴族の生活が細かく表現されている。
〝喜びの春〟かみしめる
2024年度県公立高校入試一次募集の合格発表が14日、全日制68校、定時制12校で行われ、合格した受験生たちが家族や友人と〝喜びの春〟を分かち合った。古川高では、ぐずついていた天気から一転して晴れ上がった午後3時、昇降口前に掲示板が掲げられると、自分の番号を見つけた受験生らから歓声が上がった。家族や友人と抱き合ったり、ガッツポーズをしたりして、それぞれ合格の喜びをかみしめていた。
レクダンス楽しむ
簡単な振り付けのレクリエーションダンス体験会が8日、大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれた。60代から90代までの女性約130人が参加し、さまざまな楽曲に乗せて体を動かした。大崎市社会福祉協議会古川支所による生き生きシリーズ事業。4年ぶりに再開した今回は、健康増進や交流を図りながら誰もが楽しめるレクリエーションダンスを実施。講師は、古川老人福祉センター「趣味の教室」で22年間、レクダンスを指導している佐々木妙子さんが務めた。
県北部軒並み人口減
県はこのほど、推計人口年報(昨年10月1日時点)を発表した。県全体の人口は226万3552人で、前年から1万6002人(0・70%)減り、8年連続の減少。増えたのは宅地開発が盛んな名取市だけで、県北部は高齢化に伴う死亡率上昇と少子化による出生率低下、転入よりも転出が多い社会減の三重苦で大幅に減少した。2020年の国勢調査の確定値を基に、その後の住民基本台帳の届け出を加減して市町村ごとの推計人口を算出した。人口が唯一増えた名取市の人口増減率は0・13%。前年はプラスだった大和町などはマイナスに転じた。35自治体中25自治体は、1年間で人口が1%以上少なくなった。
障害者スポーツで日本一
昨年10月に鹿児島県で行われた「特別全国障害者スポーツ大会」(日本パラスポーツ協会など主催)の陸上競技ビーンバッグ投げで優勝した栗原市栗駒文字、鈴木結美子さん(29)に2月29日、栗原市から「輝く日本一くりはら大賞」が贈られた。同大会は当初、2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、23年に特別大会として開かれた。鈴木さんはビーンバッグ投げで12㍍93の記録で優勝。50㍍走でも18秒90で、22年のとちぎ大会の自己記録を上回って2位に入った。
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