加美町 交通死亡事故ゼロ1000日
県と県警は28日、同日付で町内での交通死亡事故ゼロ期間連続1000日を達成した加美町に対し、村井嘉浩知事と原幸太郎本部長名の「褒状」を贈った。花釜隆広県地域交通政策課副参事と阿須藤隆史県警本部交通部長が町役場を訪ね、それぞれ石山敬貴町長に伝達。花釜副参事は「官民一体で交通安全活動を推進された成果」、須藤交通部長は「国道347号、457号など主要な幹線道路を持つ交通環境の中で輝かしい記録」とたたえた。
「自然共生サイト」認定報告
大崎市鹿島台地域の里山に点在する「旧品井沼周辺ため池群」が環境省の「自然共生サイト」に認定されたことを受け、ため池の保全に努めるNPO法人シナイモツゴ郷の会は28日、伊藤康志市長を訪問し報告した。同サイトは、民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定する制度で、2023年度に始まった。初年度の本年度は前期122カ所、後期62カ所が選ばれた。「旧品井沼周辺ため池群」は91カ所あるため池のうち、希少淡水魚シナイモツゴなどが生息する7カ所(約10ヘクタール)が認定された。ため池が認定されたのは初めて。
出たバレンタインジャンボ1等
バレンタインジャンボ宝くじ(第993回全国自治宝くじ)で、大崎市古川北町の「サイクルネットワーク古川中央店」宝くじ売り場から1等と前後賞合わせ2億5000万円の当せんが出たことが分かった。同宝くじは1等が2億円で、1等の前後賞がそれぞれ5000万円。22日に抽選が行われた。同売り場では1等と、1等に続く番号くじが販売された。同売り場は、自転車販売「オオバ」が、みずほ銀行の委託販売業者「エヌエヌシー」のサービスチェーンとして運営。バレンタインジャンボ宝くじを今回700枚(バレンタインジャンボミニを含む)取り扱い、全て売り切った。「エヌエヌシー」仙台支店によると、売れ残りの確認や、委託業者は複数あることなどから、県内の当せん状況は不明。1等の当せん確率は約1000万枚に1枚という。
「宿泊税」導入に反対
県が導入を目指す宿泊税について、大崎市鳴子温泉地域を含む県内の温泉旅館組合などが25日、導入に反対する要望書を県に提出した。宿泊税は、1人1泊3000円以上の宿泊に対し300円を課し、観光振興施策に活用するという。県は2020年に条例案を県議会に提出したが、コロナ禍で取り下げた。新型コロナウイルスの5類移行を受けて導入検討を再開し、6月以降の県議会に再提出する考え。これに対し県内の温泉旅館組合は▽消費税や入湯税との「三重課税」になり客足が遠のく▽5類移行後も宿泊者数が回復していない施設が多い▽物価高などで経営環境がコロナ禍前より悪化している▽宿泊施設の理解を得ているといい難い-などとして反対の意向を示している。
好天の下でサクラ植樹
大崎市古川の景勝地、ラムサール条約湿地の化女沼をサクラの名所にしようと取り組んでいる市民グループ「化女沼2000本桜の会」は24日、ことし2回目の植樹作業を行った。2000年から活動を続けている同会は、これまでに3000本を超すサクラを植えている。しかし、場所によっては土壌が悪いところがあるほか、害虫の被害に遭ったり、さまざまな病気にかかったりして枯れてしまうものもあるため、補植をしている。東日本大震災から13年となった11日に続いて行った作業には、「さくら桜援隊」のメンバー6人が参加。風もない穏やかな好天に恵まれ、23本を植樹した。今回の植樹は、セブン-イレブン記念財団の助成を受けての活動。合計50本を予定しており、31日にも22本を植えるという。
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