涌谷の食材ふんだんに
涌谷町産食材をふんだんに使ったメニューを提供する食堂「わくやキッチン」が13日、町天平ろまん館内にオープンする。運営するのは町地域おこし協力隊第1号で、現在は地域商社「アウブレス」を営む丹治奈緒子さん(45)。メニューに使う食材を館内で直販し、「食材をPRして町の食文化の拠点にしたい」と意気込んでいる。丹治さんは、町の地場産品や日本遺産「みちのくゴールド浪漫」に関連した食材をPRするイベントを手掛けてきた。今回、同町のわくや産直センター黄金の郷を運営する「くがね産直の会」の佐々木弘美会長とともに食堂を立ち上げた。6、7日のプレオープンで、町産ホウレンソウや青パパイヤ、三元豚を使ったかわりご飯、カレーのほか、文化庁「100年フード」に認定された郷土食のおぼろ汁などを提供。使った食材を店頭に展示、販売した。
鹿島台「春の互市」開幕
東北最大級の市として知られる大崎市鹿島台の「春の互市」が10日、開幕した。会場の昭和通は多くの人でにぎわい、買い物を楽しんでいた。12日まで。JR鹿島台駅から市鹿島台総合支所まで約800メートルの通りには、農産物や海産物、花苗、手工芸品、飲食物などを売る170余りの露店が軒を連ねた。初日は前日の雨から一転し、青空が広がる〝互市日和〟に。予定していた駐車場が一部使用できないアクシデントに見舞われたものの、早朝からたくさんの買い物客が訪れ、季節の花や新鮮野菜、日用雑貨など目当ての品物を買い求めていた。
涌谷駅周辺を明るく
JR涌谷駅近くのヒマラヤスギ(約15メートル)が11日、ライトアップされる。町民有志でつくる「涌谷駅周辺を明るくする会」が実施。地域の希望のともしびとして長く続けることを誓っている。人口減やコロナ禍で暗いムードが漂う中、地元9の1行政区の相澤強区長(75)が中心となり「まちを明るくしたい」と企画。少子化で高校生の利用減が続く同駅の北西側の木を賛同者とともにライトアップすることにした。自費で購入した青と白の電球を木の上部から下方にかけて飾り付けた。3月25~27日に点灯したところ、初日は周辺住民ら約80人が集まり、「3、2、1、点灯」と声を合わせカウントダウン。電球が流れ落ちるように光る様子に歓声を上げた。
YKKAP 東北大とアルミ共同研究
YKKAP(本社・東京)と東北大は1日付で、次世代型アルミニウム資源循環のための共同研究講座を共同で開設した。リサイクル中にどうしても発生してしまうガスや廃棄物などの副産物も循環利用し、持続可能なアルミリサイクル社会実現につなげる。
製造業の新人社員ら研修
大崎市内の、主に製造業に就職した新入社員を対象にした研修会が9、10の両日、大崎市古川の大崎地域職業訓練センターで開かれ、参加者は仕事に取り組む基本姿勢などを学んだ。研修会は、大崎市が大崎地域職業訓練協会に事業を委託し実施しており、報告や連絡、あいさつや名刺交換、職場の整理整頓など、実践を交え2日間連続で学んだ。ヒューマンネット48(美里町)の今野泰之代表が講師を務めた。9日は29人が参加。今野代表は「学校教育では答えがあるが、社会に出ると正解はない。自分で考え行動することが皆さんの使命」と語り、チェックリストで問題意識の高さ、自己表現力を確認させた。
24チームが熱戦展開
「第36回県選抜少年野球志田大会~鹿島台ロイヤルファイターズ結成50周年記念~」(県野球連盟志田支部主催)が6、7の両日、大崎市内4球場で行われ、大崎ジュニアドラゴンと鹿島台ロイヤルファイターズがそれぞれブロック優勝を果たした。県内の学童野球24チームが出場。A~Dの4ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各ブロック上位2チームが決勝トーナメントに進出。AとB、CとDのブロックで準決勝、決勝を争った。3年ぶりにブロック優勝した鹿島台ロイヤルファイターズは1974年に結成。現在、鹿島台小の2~6年生14人が在籍しており、毎週土日に鹿島台地域の野球場で練習を重ねている。決勝は、小牛田フレッシュファイヤーズと対戦。一回表に3点を奪われたものの、その裏にすぐ同点に追いつくと、二回には打線がつながり一挙9点を挙げて大きくリードし、逃げ切った。
15日まで どうかご無事で
春の交通安全運動市民大会(登米市など主催)が6日、登米総合体育館で開かれた。熊谷盛広市長のほか、市内交通安全運動推進関係団体などから約300人が参加。運動期間中の無事故を祈った。式典では、昨年度に交通死亡事故防止功労表彰を受賞した市内各地区のコミュニティ推進協議会など15団体が紹介された。続いて、県警音楽隊の演奏とカラーガード隊による「交通安全コンサート」が行われた。終了後、体育館玄関前で登米・佐沼両署合同の車両出場式が行われ、白バイ2台に先導されたパトカー、交通安全指導車が参加者に見送られて市内のパトロールに出動した。
コメントをお書きください