菜の花見頃 桜と競演
大崎市鳴子温泉川渡の江合川河川敷に咲く菜の花が満開となり、同じく満開を迎えた堤防のサクラと競い合うように春の訪れを告げている。訪れた人たちは一面に広がる黄色いじゅうたんを楽しんでいる。菜の花畑は1985年ごろ、川渡温泉地域の老人クラブが植え始めたのが始まり。広さは約3㌶で、現在は地元の観光協会や旅館組合でつくる「川渡温泉菜の花畑を作る会」が管理している。13日からはキッチンカーの出店やたこ揚げなどを行うイベント「菜の花ガーデン」が開かれている。
古木「種まき桜」満開
加美町月崎にある町指定天然記念物「内海家の種まき桜」(エドヒガンザクラ)の花見会が13日に開かれ、地域住民が満開となったサクラの下で宴会を開き、春の訪れを喜んだ。「種まき桜」は、830年ほど前、源義経討伐に加わった葛西氏家臣が植えたとされる伝承があり、推定樹齢は300年以上とされる。幹周りは約5㍍、高さは約10㍍。地元では、イネの種をまく季節を示すサクラとして親しまれ、大切にされてきた。
日本語学校学生寮 民設民営で建設
大崎市は、来年4月開校予定の市立日本語学校の学生寮を旧古川東保育所跡地(同市古川中里)に民設民営で整備する計画で、公募型プロポーザルの結果、古川土地の早坂竜太社長を優先交渉権者に選定した。市は今月中に早坂氏と基本協定を結んだ後、6月上旬ごろに本契約し、建設に入る。早坂氏は古川土地と協力事業社1社の3者共同で提案した。プロポーザルに応じたのは早坂氏のみで、3月下旬に開いた審査委員会で優先交渉権者に選んだ。
桜まつりとふれあいマルシェ
約200本のソメイヨシノが満開を迎えた大崎市松山の御本丸公園で13日、「まつやま桜まつり」が開かれた。この日は絶好の花見日和に恵まれ、約1200人の家族連れらが来場。咲きそろったサクラと歌やダンス、マジックなど多彩なステージを楽しんだ。松山観光協会が主催し、岩出山のフリースクール「フリースペース道」が協力。松山地域では例年、サクラの季節に合わせてイベントを行っていて、同協会主催の同まつりは5年ぶり。この日の来場者は正午の時点ですでに1000人を超え、市松山総合支所地域振興課によると、これまでにない人出という。同まつりと同時に、松山酒ミュージアム敷地内では「春のふれあいマルシェ」を実施。当日限りの一ノ蔵の春生酒量り売り販売、雑貨や飲食の出店、ワークショップやいすヨガ体験、能登半島地震の被災地を支援するバザーなどが行われ、同まつりと連動して多くの人でにぎわっていた。
義援金の協力呼び掛け
地震被害を受けた石川県と台湾を支援しようと、涌谷町涌谷の一條志成さん(12)=涌谷中1年=と千星さん(9)=月将館小3年=きょうだいが14日、手作りのレモネードを同町城山公園で販売し、義援金を集めた。21日にも同公園で行い、善意の寄付を訴える。地震被害の報に触れた折、父裕太郎さん(38)から「東日本大震災のときも私たちは大変な思いをしたが、全国から助けてもらった」という話を聞いたのがきっかけ。同様の試みが盛んな米国の例を参考に企画した。それぞれ学校の友人に呼び掛け、賛同した8人とともにテントを設置。「レモネードを飲んで被害に遭った人たちを応援しましょう」と呼び掛け、1杯につき100円以上の寄付を訴えた。用意した150杯分は1時間半ほどで売り切れに。21日は午前10時から300杯分を配布する予定。
新メニューでのと支援
栗原市栗駒岩ケ崎六日町のインド料理店「インドカレーグラス」はこのほど、新メニュー「ほうれん草カレー」の取り扱いを始めた。4月から6月までの売り上げの一部を能登半島地震の被災者の義援金にする。店は昨年10月、涌谷町の加藤貴浩さん(64) が軽辺通りの空き店舗を改修してオープン。岩ケ崎六日町の地域おこし協力隊と一緒に活動する中で、外国人に雇用の機会を提供し、地域活性化につなげたいという思いから始めたといい、ネパール人のシェフ、サポコタ・ロクナートさん(42)らが本格的なカレー料理を提供している。
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