旧有備館で伝統芸能祭
大崎市岩出山地域に伝わる伝統芸能が一堂に会する「春の有備館伝統芸能祭」が14日、国指定史跡・名勝の旧有備館および庭園で開かれた。訪れた多くの見学者は、歴史ある座敷で繰り広げられる歌や踊りを堪能していた。見頃を迎えた園内のサクラと一緒に地域の伝統芸能を楽しんでもらおうと、市教育委員会と岩出山公民館が初めて開催。岩出山大蔵流謡曲保存会、喜多流仕舞の会、上野目神楽鶏舞伝承クラブ、真山神楽保存会が、同館主屋(御改所)の角部屋を舞台に見立て、謡曲、仕舞(能の略式上演)、神楽を披露した。
米ダブリン市の高校生ら姉妹都市の大崎へ
大崎市の姉妹都市、米国ジョージア州ダブリン市の高校生ら訪問団が来日し、15日、大崎市役所で歓迎会が開かれ、ホストファミリーや伊藤康志市長らが温かく迎え入れた。一行は21日まで滞在し、市内各地などを巡って日本文化に触れるとともに、地域住民らと交流する。旧三本木町とダブリン市は1998年、三本木のYKK東北工場(現YKKAP東北製造所)とYKKアメリカ社ダブリン工場(現YKKAPアメリカ社ダブリン工場)が立地する縁で姉妹都市を締結。翌年から両市で学生の受け入れや派遣などを実施し、相互理解と友好を深めてきた。コロナ禍もあって、ダブリン市の学生を受け入れるのは5年ぶり9回目。高校生やYKKAPアメリカ社員など13人が来日した。
大崎市人口 前月比340人減少
大崎市がまとめた今月1日現在の市内人口は12万3083人(男6万642人、女6万2441人)で、前月より340人減った。一方で世帯数は5万3018世帯となり88世帯増えた。数字はいずれも外国人(世帯)含む。1カ月間の人口動態は自然増減が出生47人(男28人、女19人)に対し死亡166人(男80人、女86人)で119人減。進学や就職、人事異動など転出入に伴う社会増減がほかの月より大きく、転入621人に対し転出842人で221人減の転出超過。
県内の第四種踏切 半数が大崎地方に
踏切事故の防止を啓発するキャンペーンが15日、涌谷町渋江のJR石巻線踏切であった。6日に群馬県高崎市の踏切で小学4年の女児が電車にはねられて亡くなった事故の教訓を踏まえ、参加者たちが踏切手前での一時停止などを訴えた。高崎市の事故現場となった踏切は警報機、遮断機ともに未設置の「第四種踏切」。JR東日本によると、宮城県内には16カ所あり、うち半数が大崎地方(陸羽東線6カ所、石巻線1カ所、気仙沼線1カ所)に集中している。キャンペーンにはJR東日本や涌谷町、遠田署の関係者約20人が参加。踏切近くで「踏切一旦停止」や「警報器鳴ったら渡らない」と書かれたのぼりを掲げ、ドライバーに訴えた。
ホッケー日本男子 栗原出身2人が代表候補
日本ホッケー協会は7日、男子日本代表「サムライジャパン」の候補選手32人を発表した。いずれも栗原市出身のゴールキーパー大場陽成選手(22)=築館中−天理高−立命館大−フリークス東京=とフォワード千葉友貴選手(22)=栗原西中−天理高−天理大−LIEBE栃木=の同級生コンビが選ばれた。大場、千葉両選手ともに高校と大学で国内屈指の強豪に所属し、世代別代表を経て近年は年齢制限のない代表にもたびたび招集されている期待の若手選手。3月にそろって大学を卒業し、クラブチームに入った。5~10月のリーグ戦に挑む。
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