狂犬病予防集合注射始まる
4~6月は狂犬病予防注射月間。大崎市内での「集合注射」は早い所で16日に始まり、獣医師が地域を巡回し、集まった飼い犬に狂犬病予防のワクチンを接種している。18日は、松山地域8カ所と岩出山地域10カ所で実施。このうち、市岩出山総合支所駐車場には小型犬から大型犬まで18頭が訪れた。おとなしくしている犬がいる一方、怖がって震えたり、鳴いたりする犬もおり、飼い主たちはなだめるのに一苦労。獣医師は手際よく問診と注射を行い、市職員が接種記録を付け、飼い主に「注射済票」を手渡した。3月末現在、大崎市内の登録頭数は6612頭で、23年度の注射率は86・2%。獣医師の判断で接種が免除されるケースもあるが、約10頭に1頭が接種を受けていない。
火曜恒例「旬の市」開幕
大崎市古川の四季彩通り(十日町)で16日、「旬の市」が始まり、再開を待ち望んでいた周辺の住民らが訪れて野菜や総菜など、シーズン最初の買い物を楽しんだ。地域ににぎわいを取り戻そうと「四季彩通りおかみさん会」が4~11月の毎週火曜日、「吉野ポケットパーク」を会場に開いている。ことし最初の市ではニラやつぼみ菜といった野菜や総菜、パン、弁当などを販売。手作りの手芸品も並んだ。商品はいずれも地域の農家や飲食店、福祉施設などで作られ、地元産にこだわった品ぞろえ。来場者は同会のメンバーとあいさつを交わし、目当ての商品を買い求めていた。
「ぎんなん富士」復活を
老朽化に伴い使用禁止状態が続く大崎市古川第一小(同市古川二ノ構)の築山「ぎんなん富士」を修復しようと、同窓会有志が寄付を呼び掛けている。目標400万円に対し3月末まで約52万円が集まった。「みんなの支援で子どもたちの遊び場復活を」と懸命だ。約半世紀の歴史を持つ「ぎんなん富士」。かつては頂上から降りるターザンロープと滑り台、築山を貫くトンネル、大型ジャングルジムなどさまざまな遊具を備え、雪が積もればミニスキーやそり滑りのゲレンデ代わり。業間や放課後はたくさんの児童でにぎわった。しかし近年、古い遊具は次々撤去され、築山本体も斜面の埋め込みタイヤや補強コンクリートの経年劣化、地割れが目立つように。学校側は児童の安全確保のため1年前から使用禁止とし、自力改修のめども立たない現状だ。
農業の環境負荷低減へ
農業における環境負荷低減に向け、美里町は17日、「美里町アグリ・カーボンニュートラル推進協議会」を同町中埣地域の5農業生産団体などとともに立ち上げた。県内でも珍しい組織。農地の上に設ける「営農型太陽光発電設備」を活用し、地域農業の持続的発展と農産物ブランド化、発電の両立に向けて検証を重ね、〝中埣モデル〟の構築を目指す。
能登へ職員2人派遣
能登半島地震で被災した石川県能登町に向け、美里町は19日、職員2人を派遣した。同町からの派遣は初めて。2人は26日までの8日間、住家被害認定調査(二次調査)に当たる。派遣されたのは、健康福祉課健康推進係長の菅山優太さん(34)と総務課情報システム係長の石澤公朗さん(35)。能登町のトレーラーハウスに宿泊しながら職務上のノウハウを生かし、他県からの派遣職員とともに職務に従事する。
伊豆沼 水質単独最下位脱出も
環境省はこのほど、2022年度の公共用水域水質測定結果を発表した。湖沼では、栗原市と登米市にまたがる伊豆沼の年間平均COD(化学的酸素要求量)は1リットル当たり17ミリグラムで、小川原湖(青森県)と並んで全国で最も高かった。6年続いた単独ワーストからは脱却したが、前年度から4ミリ増えて過去最多。沼の底に沈んだ泥がさらに堆積したためとみられる。
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