2024/6/23


個性光る新作50点

 「第21回きが~るアートDo絵画展」が、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。風景や人物などの油彩画が並び、訪れた人の目を引き付けている。27日まで。古川を拠点に活動している市民グループ「きが~るアートDo」は2002年、旧古川市志田地区公民館が開いた絵画教室の卒業生有志で結成。フランスの画家「シャガール」と「気軽」を掛け合わせたグループ名には、気軽に制作を楽しもうという意味が込められている。会場には、講師の我妻宏也さん(美里町)と会員の作品合わせて約50点を展示。モチーフや構図、タッチなどに会員それぞれの個性が光る新作ばかり。

「わらじ村長」楽しく学んで

 大崎市鹿島台まちづくり協議会のびのび生涯学習委員会は12日、郷土の偉人鎌田三之助(1863~1950年)の生涯や功績をテーマにしたかるたとすごろく合わせて60セットを地元の鹿島台小の4年生約60人に贈った。鎌田三之助は旧鹿島台村長を38年務め、品井沼干拓や村の財政立て直しに尽力した。わらじ履きの粗末な身なりで村内を回って質素倹約を説いたことから、村民から「わらじ村長」として親しまれた。同委員会は、楽しみながら鎌田の偉業を学んでもらおうと市の交付金などを活用し、2012年にかるた、19年にすごろくを製作。毎年、社会科の授業で鎌田について学ぶ4年生に向けて寄贈している。

新斎場整備 本格工事へ

 既存施設老朽化に伴い大崎地域広域行政事務組合が整備する新斎場の建築工事安全祈願は21日、大崎市古川小野の現地で開かれた。古川、松山両斎場の機能統合で2026年4月供用開始を目指す。古川斎場から北西へ約500メートルの民有地を取得し昨年着工。大小計225台分の駐車場含む敷地面積2万8521平方メートル、建物は延べ床面積4160平方メートル。火葬炉7基(うち動物炉1基)、告別・炉前ホールと収骨室、待合室を一体的な「お別れユニット」とすることで別々の会葬者同士が交錯せず、「火葬中に焼香を絶やさない葬送風習に配慮」(組合施設整備課)している。すでに敷地造成と接道整備が進み、建物本体の建築工事に移る段階。設計、建設、施設運営を一括事業とするDBO方式で、西松建設北日本支社(仙台市)中心の共同企業体が請け負う。20年間の運営業務委託費込み総事業費50億5648万円。

 

鳴子温泉駅前を清掃

 玉造商工会青年部は7日、JR陸羽東線鳴子温泉駅周辺でボランティアの環境美化活動を実施した。全国の商工会青年部が行う「〝絆〟感謝運動」の一環。約4万6000人の青年部員が10日の「商工会の日」を中心に、公共の場所や観光地などの清掃や保育所、老人ホームといった福祉施設への慰問などを行っており、玉造商工会青年部も毎年この時期に、大崎市岩出山や同市鳴子温泉で清掃活動を行っている。この日は部員7人が、交通事故防止などを目的に、同駅周辺の案内板やカーブミラー、こけしオブジェを清掃。案内板とミラーはワイパーでガラスの汚れを落とし、こけしオブジェは雑巾で丁寧に水拭きした。

 

多くの七夕飾りで彩ろう

 「おおさき古川まつり」(8月3、4日)で、大崎市古川の中心商店街を彩る七夕飾りの製作講習会が16日、古川商工会議所で開かれ、参加者はくす玉の作り方などについて指導を受けた。七夕飾りは古川まつりのシンボルとして親しまれてきたが、新型コロナウイルスの5類移行を受け4年ぶりの通常開催だった昨年は本数が100本を切った。講習会は、できるだけ数を確保しようと、まつりを主催する大崎市古川地域イベント連絡協議会が開いた。参加したのは古川中心部の商業施設やボランティア、小中学校の児童生徒、教員など11団体32人。古川地域以外から訪れた中学生もいた。