新紙幣 交歓始まる
新紙幣の流通が3日始まり、大崎市古川の金融機関では早いところで4日午前に交換を開始した。このうち杜の都信用金庫古川支店(古川七日町)では、前日の3日に問い合わせが十数件あったといい、4日は業務開始前から並ぶ人もいた。大崎市古川の保険代理店を経営する女性(69)は「社員から新紙幣を見たいという声があって交換に来た。顔が回転する3Dホログラムが印象的」といい、「投資セミナーを開き金融への関心を高める取り組みも行っており、この機会に興味を持ってくれる人が増えてほしい」と語っていた。松浦壮樹支店長は「新紙幣の発行が、地域経済の活性化につながってくれれば」と期待していた。
歌や踊り、演奏など楽しむ
加美町のやくらい文化センターで6月30日、ステージイベント「第2回やまもり」が開かれた。古里の山や水を守ろうと、加美町の町民有志でつくった「やまもり会」が主催。町民ら約200人が参集し、歌や楽器演奏などを楽しんだ。ステージは、同町宮崎の旧旭小卒業生を中心にした旭っ子太鼓の勇壮な演奏で幕開け。日本舞踊やカラオケ、フラダンス、バンド演奏などを繰り広げたほか、国内外で活躍するバイオリニスト伊藤佳奈子さん(東京)がゲスト出演し、優美な音色を会場いっぱいに響かせた。ロビーでは、薬莱山麓に建設が計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)に反対する署名活動も行われた。
豆共励会で農産局長賞
富長生産組合(大崎市古川、30戸)が、「第52回全国豆類経営改善共励会大豆 集団の部」で最高賞に次ぐ農林水産省農産局長賞を受けた。「持続可能な農業」を目指す新技術の積極活用と、大規模輪作体系構築への挑戦が決め手に。1日、鈴木正一組合長が伊藤康志市長に受賞報告した。江合川左岸の広大なほ場(28・5㌶)で「きぬさやか」「ミヤギシロメ」の2品種を主力とする同組合。収量増と高品質生産の工夫に加えて、地元で立ち上げたオペレーター組織に播種、除草剤散布、収穫作業を委託することで機械の導入コスト削減と作業効率向上を達成。次世代の担い手育成にもつなげている。古川農協の指導のもと、種もみを直接まく乾田直播水稲、子実トウモロコシとの「3輪作」体系づくりにも挑む。手間暇を惜しまない〝まめ〟な取り組みは「大豆作の定着と継続」「地域農業に対する貢献」が目的という。
祇園八坂神社で「夏越の大祓」
大崎市古川の園八坂神社で6月30日、「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」の神事が行われ、無病息災などを祈った。「夏越の大祓」は1年の折り返しの同日、半年間の罪、けがれを落とし、さらに安らかに過ごせるよう祈るもので、同神社では新型コロナウイルスの終息を願い2020年から行っている。神事には氏子ら40人ほどが参加。6月25日、境内に氏子総代が設けた「茅の輪」を渡邊宮司、氏子がくぐり抜けるなど神事を行い、厄よけ、健康を祈願。
化女沼周辺の環境整備
県建設業協会大崎支部青年部はこのほど、大崎市古川のラムサール条約湿地・化女沼周辺の下草刈りなどに汗を流した。同大崎支部は「みやぎスマイルリバープログラム」のスマイルサポーターに認定されており、化女沼ダム周辺の環境整備活動を年2回行っている。今回の活動もその一環で、28回目。この日は31社から青年部メンバー32人と役員9人が参加。サクラ植栽地や愛宕山付近の下草、笹竹などを刈り取った。場所によっては2㍍以上に伸びたヨシやヤナギが密生しているところもあり、参加者たちは悪戦苦闘しながらも2時間ほどで作業を終えた。
鵜澤がパリ五輪内定
日本陸連は4日、パリ五輪の第一次日本代表内定選手を発表した。男子200㍍では、栗原市高清水出身の鵜澤飛羽選手(21)=築館高−筑波大=を選んだ。鵜澤選手は6月30日まで新潟県で開かれた日本選手権の同種目で20秒43で2連覇を果たし、五輪をほぼ決定的にしていた。200㍍ではこのほか、鵜澤選手の前年の日本選手権王者上山紘輝選手(25)、リオ五輪(2016年)4×100㍍リレー銀メダリストで3大会連続出場中の飯塚翔太選手(33)も選ばれた。
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