2024/7/6


男女37チーム健脚競う

 「第4回大崎地区中学校駅伝競走大会」(大崎地区中学校体育連盟主催)が2日、大崎市田尻総合体育館を発着点とする周辺コースで開かれ、男女とも古川東が優勝した。昨年まで大崎市、加美郡、遠田郡でそれぞれ競ってきたが、ことしから記録も大崎地区で一本化することに変更。大崎地方1市4町から男子20チーム、女子17チームが出場し、男子は6区間18・6キロ、女子は5区間12・2キロで健脚を競った。男女それぞれ上位5チームは10月2日、今回と同じコースで行われる県中学校駅伝競走大会に出場する。

 

自身の成長を実感

 美里町不動堂小の1年生が1日、卒園した幼稚園や保育所に〝里帰り〟した。リレーやダンスを披露して恩師や在園児に成長した姿を見せた。入学から3カ月を迎え、1年生たちに成長を実感してもらうのが狙い。県内でも珍しい取り組みで、初めて企画した。全82人が町内の幼稚園と保育所、こども園の計3施設を訪れた。このうち、ふどうどう幼稚園(平塚めぐみ園長)では、53人が園児101人の「お帰りなさい」という歓迎の声と温かい拍手で迎えられ、3カ月ぶりの再会を興奮気味に喜んだ。

 

 

カスハラ減少効果も

 「この通話は、サービス向上のため録音させていただきます」―。涌谷町が、役場代表電話に掛かってくる外線電話の通話内容を録音する取り組みを始めてから3カ月余りがたった。県内では富谷市や東松島市、松島町が同様のシステムを導入しているが、大崎地方では初めて。行政サービス向上のための試みだが、カスタマーハラスメントの減少という思わぬ副産物ももたらしている。

 

大崎市で社明運動推進大会

 第74回「社会を明るくする運動」大崎市推進大会が1日、市民会館で開かれ、運動への理解を求める岸田文雄内閣総理大臣のメッセージ文を、大崎地区保護司会の富田淳子会長が伊藤康志市長に伝達した。また、東北少年院の岸井篤史次長が記念講演を行い、参加者たちは非行、犯罪の防止や立ち直りについて理解を深めた。大会には保護司や更生保護女性会のほか、青少年健全育成、防犯関係団体などから約200人が参加。富田会長が「人は変われるということを信じ、運動の社会的意義や更生保護ボランティアの役割に理解いただき、運動に参加してほしい」とする内閣総理大臣メッセージを読み上げ、伊藤市長に手渡した。

 

思い出の日本人形寄贈

 大崎市古川福沼の古川学園非常勤講師、阿部澄江さん(70)はこのほど、同市古川小野の寿楽苑デイサービスセンターに日本人形を寄贈した。人形は1977年、父親の友人から新築祝いとして贈られたもの。人形師に依頼し制作してもらったという品で、友人夫妻は阿部さん宅を訪れるたび、人形を眺めて会話に花を咲かせた。40年以上にわたり大切にしてきたが、父親や友人夫妻も他界したことから、人形師や夫妻の思いが込められた人形を多くの人に見てもらおうと寄贈を決意。同施設に勤務する阿部さんの教え子2人に相談したところ、2人から事情を聞いた笠原喜志子管理者が快諾し、寄贈が実現した。

 

コロナ2週連続で増加

 県は4日、第26週(6月24~30日)の感染症発生動向調査週報(速報)を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所では、新型コロナウイルスで合わせて51人の感染が報告された。前の週から8・5%増加。県全体も2週連続で前の週を上回っている。圏域ごとの定点医療機関で診断された新型コロナ感染者報告数は▽塩釜87人(1定点医療機関当たり5・44人)▽大崎51人(同5・1人)▽仙南30人(同4・29人)▽気仙沼16人(同4人)▽石巻33人(同3・3人)▽仙台市130人(同2・95人)。前の週から少なくなったのは仙台市だけで、県全体では20・9%増えて347人(同3・81人)だった。