豊かな水辺環境アピール
「川の日」(7月7日)にちなみ全国で行われる官民協働プロジェクト「ミズベリング」の一環として、鳴子ダム管理所職員や大崎市職員らは5日、同市鳴子温泉の江合川に架かる人道橋「河原湯橋」で乾杯し、自然豊かな水辺をアピールした。ミズベリングは、かつてのにぎわいを失ってしまった水辺の新たな活用の可能性を創造しようと、国土交通省が推進しているプロジェクト。この日の「水辺で乾杯」は、鳴子温泉の豊かな水辺環境に目を向けてもらおうと、鳴子ダム管理所の小嶋光博所長が発起人となって計画した。
夏の高校野球宮城大会開幕
第106回全国高校野球選手権宮城大会は6日、開幕した。2日目の7日は石巻市民球場などで1回戦8試合を行い、県北部勢は古川が仙台向山を破り2回戦進出を決めた。中新田と登米総産は敗退した。初回に3点を先制した古川は、続く二回にも2者連続適時打などで4点を加え好調な滑り出し。四回には一死後、6番芦田が左越え三塁打を放つと、7番本間がスクイズを決めて1点追加。8-3で迎えた七回は一死一、二塁で、4番柳澤の右越え適時三塁打で2人が生還。その裏に3点を返されたものの、その後は1人の走者も許さず逃げ切った。石巻工と初戦を迎えた中新田は、7点を追う八回、4番古内の適時打と5番狩野の犠飛で2点を返したが、その後が続かなかった。6日の開幕試合で白石工と対戦した佐沼は1-3で敗れた。
指定暴力団抗争に警戒
大崎市暴力団追放対策協議会(会長・伊藤康志市長)は3日、市役所で本年度総会を開いた。「恐れない」「利用しない」「金を出さない」「交際しない」の暴力団追放宣言も行い、反社会的勢力排除に向けて団結を誓った。古川、鳴子両署が把握する市内の暴力団員数は指定暴力団含め約40人。暴力団対策法施行(1992年)と5回に及ぶ強化改正に伴い年々減少傾向だが、偽装離脱や組織に所属しない形で違法行為を行う「半グレ」化が実態という。特殊詐欺の温床にもなっている。あいさつで、高橋誠古川署長は「六代目山口組」「絆會」両指定暴力団が抗争状態にあることに触れ「抗争の火だねはどこにくすぶっているか分からず、警察も緊張感を高めている」と強調。
芸術通して交流深める
台湾の書家や画家が自らの作品を紹介する「台湾文化祭」が6月28、29の両日、大崎市三本木桑折のシェアオフィス「サンブリュー」で初めて開かれた。作家4人が来日し、持ち込んだ作品を通じて来場者と交流。今後も民間レベルで交流を深めていくことを約束した。 サンブリューを運営する「スリーデイズ」(同市三本木)の伊藤理恵社長が日本の起業支援について台湾宜蘭県で講演したのを機に、2021年から同県の創業塾「金魚暦邊」と交流を深めてきたのがきっかけ。オープニング式典で塾創設者の彭仁鴻さんは「日台交流を大崎の地でできてうれしい。交流を通して友情が続くことを願う」と述べた。続いて書、お香、絵画、木製食器をそれぞれ手掛ける台湾の作家4人が、創作活動や国際交流にかける情熱をスピーチ。
古川学園 青沼主将が選手宣誓
第106回全国高校野球選手権宮城大会の開会式は6日、楽天モバイルパーク宮城(仙台市)で行われ、県内66校59チームの選手たちが甲子園を目指し、堂々と入場行進した。選手宣誓をしたのは、古川学園の青沼佑眞主将(3年)。元日に発生した能登半島地震で東日本大震災当時の記憶が呼び戻され、犠牲者に心を痛め、多くの人々に支援を受けたことを振り返り、「全力で野球をする姿や最後まで諦めない姿を私たちが見せて、一投一打に思いを込め、全国で一番熱い夏にすることを誓います」と力強く宣言した。
事故多発!注意を
大崎市古川の福浦親和会は6月28日、交通量が多く事故が目立つ福浦地区の市道十字路交差点で街頭キャンペーンを行い、ドライバーなどに安全運転を呼び掛けた。古川福浦1丁目、同2丁目にある市道交差点は道幅が狭く見通しも悪いが、国道4号バイパスから古川中心部へ向かう通勤車両や、通学の自転車、歩行者らで通行量が多い。この3年で重大事故はないものの、おととしは2件、昨年は3件の事故があり、ことしは今月3日までにすでに3件発生。昨年は1件が人身事故だった。対策として昨年11月に横断歩道が設置されたが、ことし6月6日夕方には車と自転車が接触する事故があり、ドライバーなどに一層注意を喚起する必要があるとして啓発活動を実施した。
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