日曜朝市スタート
「古川日曜朝市」(古川八百屋市運営委員会主催)が7日、大崎市古川千手寺町の「道の駅おおさき」で始まり、旬の野菜や漬物、みそ、海産物などを扱う店が並び、にぎわいを見せていた。「道の駅おおさき」では4~6月、約400年の伝統を誇る「古川八百屋市(やおやまち)」が開かれ、閉幕後、「日曜朝市」に衣替えして12月まで開催される。開催初日は、野菜や花などを販売する12店が出店。知り合いに贈る漬物やしそ巻きを買いに来たという常連客もおり、出店者と会話を弾ませていた。また、海産物を目当てに訪れる人も多く、海水温上昇の影響で水揚げが激減しているホヤなどを買い求めていた。
駐車場に〝こけし〟登場
大崎市鳴子温泉の日本こけし館駐車場に5日、鳴子こけしの絵が描かれた。〝絵付け〟したのは地元のこけし工人たち。表情や模様が異なる22点がずらりと並び、訪れた人たちの目を引いている。駐車場のこけし絵は2017年、訪れる人たちに楽しんでもらおうと、当時同館の理事を務めていた工人が4点描いた。しかし、タイヤで削れたり、風雨にさらされたりして徐々に劣化。そこで、白線の引き直しに合わせてこけし絵も描き直すことにした。腕を振るったのは、市地域おこし協力隊を卒業して工人となった田邊香さんを含む11人の工人。1人2カ所を担当し、チョークで当たりを付けた後、白の耐候性ペンキで顔と胴の絵付けに取り掛かった。
適切な飼育、愛護啓発
動物の適切な飼育や愛護を啓発する「あにまるフェスタ」が7日、大崎市の旧鹿島台第二小で開かれた。無責任な餌やりなどの末に誕生、遺棄された犬猫の譲渡や去勢・避妊手術の大切さを訴えるセミナーを通じ、訪れた人たちが責任ある飼育について学んだ。市と「犬猫里親探しの会バトンタッチ」(美里町)、「みやぎ北ユネスコ協会」(同市古川)が共催。2回目の今回、約800人が訪れた。
加美のゴルフ場転売問題
加美町のゴルフ場「やくらいサイズゴルフ倶楽部」の土地転売問題を巡り、町は8日、記者会見を開き、今後の対応について説明した。この問題は2021年4月23日、ゴルフ場の運営会社が町から土地と建物を9500万円で買い戻したその日に、外資系太陽光発電会社に4億円で転売したとされるもの。住民らに困惑や不信感が広がっていることから先日、町議会は同ゴルフ場に計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設に全会一致で反対を表明。会見は、早坂忠幸議長から渡された反対表明と町の対応要請に応える形で石山敬貴町長が説明した。石山町長は「反対表明は、住民代表である議会の総意として大変重く受け止めている。(運営会社の)チームトレインの刑事告発をできないか加美署と協議を進めている」といい、弁護士に相談しながら民事訴訟も視野に入れていることを話した。
ミッションは「多文化共生」
来年4月の公立日本語学校開校に向けて大崎市は1日、国際協力機構(JICA)青年海外協力隊経験者の秋山千恵さん(36)を「多文化共生担当」地域おこし協力隊員に委嘱した。留学生と市民の橋渡し役がミッション。秋山さんは石巻市出身。日大卒業後、青年海外協力隊員としてルワンダに渡り3年間、稲作を現地指導。帰国後には東松島市で東日本大震災からの復興支援に当たるJICA東北地域復興推進員も務めた。「大崎市の新しい試み」への興味関心が応募のきっかけという。任期は2027年3月末まで。外国人留学生の学びやに生まれ変わる旧西古川小を拠点に、国籍や文化の枠組みを超えた相互理解促進を担う。
シニアはつらつプレー
第11回「株式会社北光杯シニア家庭バレーボール大会」(栗原市シニア家庭バレーボール連盟主催)が6月20日、栗駒総合体育館で行われた。選手がはつらつとしたプレーを展開し、交流を深めた。男女混合の60歳以上8人編成で、10チームが参加した。選手たちは懸命にビニールボールをつなぎ、得点が決まると全員で喜んでゲームを楽しんでいた。
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