2024/7/17


道路行政の充実強化へ

 国道4号の拡幅改良4車線化と、国道108号古川東バイパスの建設促進を求める2期成同盟会は12日、大崎市古川のアインパルラ浦島で合同総会を開いた。今月24日に地方要望、30日には関係省庁への中央要望も行う。沿線自治体の首長と議員、地元関係者らが出席。議事では2023年度事業報告と収支決算、本年度収支予算を原案通り可決した。また席上、両会会長を兼ねる伊藤康志大崎市長が、両国道の整備促進と、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」(21~25年度)以降の継続的な強靱化事業への要望書を県選出の土井亨衆院議員に手渡した。あいさつで、伊藤市長は東日本大震災後に飛躍的延伸を遂げた沿岸の「復興道路」と、能登半島地震で主要道寸断が復旧復興の足かせとなっている現状を対比し「道路行政の光と影」と表現。国道整備の大切さ、自治体と住民、経済団体ぐるみの要望活動の重要性を出席者に呼び掛けた。

園児も七夕飾り制作

 「ほなみの杜こども園」(青沼克之園長、大崎市古川石森)の子どもたちが10日、「おおさき古川まつり」(8月3、4日)会場に設置する七夕飾り作りに取り組み、色紙を折って花飾りを作った。古川まつりでは、幼稚園や保育園の子どもたちが作った七夕飾り、願い事を書いた短冊が大崎市役所の市民交流エリア屋内広場「パタ崎さん家」に設置される予定で、それぞれまつりに向けて制作が進められている。花飾りを作ったのは年長の13人。子どもたちはピンクや黄色など好きな色紙を選び、先生の手本を見て花びら作りに挑戦。教え合ったり、先生に手伝ってもらったりしながら、一生懸命紙を折りたたんで形を作っていた。

〝大崎の技術〟売り込む

 国内最大級の製造業展示会「ものづくりワールド2024」第29回機械要素技術展(6月19~21日、東京ビッグサイト)に、大崎地方の企業を紹介する共同のブースが設けられた。本年度、本格的に事業を開始した「おおさき産業振興機構」も初参加し、大崎の技術を売り込んだ。ものづくり企業が最新の技術を紹介し、交流推進などを図る「ものづくりワールド」。ことしは機械要素技術展のほか、製造業DX展、航空・宇宙機器開発展など10分野の展示からなり、約2000社が出展した。 大崎地方からは、同機構の募集に応じ電子部品、金型などを扱う9社が出展。同機構も技術支援や企業間連携など、取り組んでいる事業を紹介するとともに、ブース内に大崎地方自治体のPRポースターを掲示した。

 

介護の仕事もっと

 古川学園高普通科総合コースの介護初任者研修を履修している2年生36人が12日、同校で職業講座を受けた。県北部の高齢者施設をオンラインで見学し、職員の話を聞いて介護のイメージと関心を高めた。東北地方や新潟県で医療・介護などの事業を展開する15法人でつくる東北医療福祉事業協同組合(SGグループ)が2022年から開いている。地域貢献と生徒のキャリア支援が目的で、この日は同グループの介護士が講師を務めた。生徒たちはオンライン会議ソフト「Zoom」を使い、グループの介護老人保健施設2施設、特別養護老人ホーム1施設を見学。施設の概要や働いている人の職種、新卒者のサポートなどについて職員から説明を受け、熱心にメモを取っていた。

 

古川学園 接戦制し8強

 第106回全国高校野球選手権宮城大会は8日目の15日、大崎市鹿島台中央野球場などで3回戦8試合を行った。県北部勢は古川学園が日本ウェルネス宮城との接戦を制し、8強入りした。前日の2回戦で白石工を下した古川は、シードの柴田に1−3で敗れた。古川学園は日本ウェルネス宮城との投手戦を制した。試合が動いたのは六回。日本ウェルネス宮城のエース新沼櫂我(3年)の好投に苦しんでいたが、2番渡邉が四球で出塁すると盗塁も決め、二死二塁に。この好機に4番加藤が左適時打を放ち渡邉が生還、1点をもぎとった。

 

遠田署管内2社銀賞

 貨物自動車運送業「ペア・ロジコ宮城営業所」(田宮明浩所長、涌谷町字一本柳)と「ピーシートランス」(佐々木裕樹社長、美里町北浦)が、ことし第1期(1~4月)の「優秀安全運転事業所表彰」の銀賞を受けた。運転記録証明書を活用し従業員の交通安全指導を進めるなど職場を挙げた取り組みが認められた。県内の銀賞受賞者は30事業所。銀賞の対象は、期間中の交通違反件数が全対象者の4%以下で、人身交通事故のうち重傷以上の事故がなく、軽傷事故が同0・6%以下だった事業所。県警交通部長と自動車安全運転センター県事務所長の連名で表彰される。

 

登米中学駅伝 男子佐沼、女子東和V

 登米市中総体駅伝競走大会が4日、トライデント中田アリーナ周辺コースで開かれた。男子は佐沼、女子は東和が優勝し、10月2日に大崎市田尻総合体育館周辺で開かれる県大会の出場権を得た。男子の佐沼Aは6区間のうち5区までの5人が全員区間賞。粘る中田Aなどの後続をじりじりと引き離した。女子は4区を終えて豊里Aが首位に付けたが、10秒差の2位でたすきを受けた佐藤碧空選手(東和A)が最終5区で逆転した。