2024/7/23


「古川おどり」練習に励む

 「おおさき古川まつり」(8月3、4日)で「古川おどり」に参加する古川中の生徒が18日、同校で練習を行い、日本舞踊の指導者から手の振りや足の動かし方など教えを受けた。おどりは3日に行われ、まつりを活気づける。古川おどりには企業、福祉団体、大崎市互助会や市議会など11団体、総勢約280人が参加する予定。旧古川市時代から受け継がれている「古川音頭」と、2018年に登場した「大崎ダンス」の2曲に合わせた踊りを披露する。古川中生徒は16年から古川おどりの列に加わっている。ことしは総合的な学習「イベント班」に所属する3年生18人が、おどりのほかに七夕飾りも作って会場に設置し、まつりに参画する。

古川学園 決勝進出ならず

 第106回全国高校野球選手権宮城大会は12日目の21日、楽天モバイルパーク宮城で準決勝を行った。古川学園は2−5で仙台育英に敗れ、初の決勝進出はならなかった。夏の甲子園3年連続出場を狙う強豪に挑んだ古川学園は二回、仙台育英の佐々木義の中越え適時三塁打などで4失点を喫した。その後は無失点に抑えて迎えた八回、一死一塁で8番島が右翼線に二塁打を放ち、1点をもぎとった。1−5で迎えた九回には敵失を突いて1点を追加。さらに一死一、三塁と好機が続いたが、救援登板した仙台育英のエース山口廉王に後続が打ち取られた。

高温でコメ生育早まる

 本年産水稲における用水不足や高温の影響を踏まえ、県米づくり推進大崎地方本部は19日、大崎地方の市町や農協関係者を集めての対策会議を県大崎合同庁舎で開いた。水不足は一部解消されたが、平年と比べ生育が早まっているとし、今後の管理についての情報を共有した。

 

地元に根付く「謡曲」鑑賞

 地域の古典芸能に触れる取り組みが17日、岩出山高(全校生徒118人)で行われた。生徒たちは、武士のたしなみとされた「謡曲」の演奏を聞いたほか、一部の演目は実際に謡い、独特な表現を体験した。謡曲は、能の語りやせりふだけを抜き出して謡う伝統芸能。そのままでは演奏時間が長いため、短くまとまった小謡が庶民に親しまれ、結婚式や正月、葬儀など、人生の節目の儀式で催されてきた。大崎市岩出山地域に伝わるのは「大蔵流謡曲」。1822(文政5)年に湯村利吉という人物が京都で学び、岩出山伊達家に伝えたのが始まりとされる。明治期に一般庶民の間に広がり、現在は岩出山大蔵流謡曲保存会が受け継いでいる。同会は1972年に旧岩出山町の無形文化財に指定された。

 

オリジナルみこし完成

 「おおさき古川まつり」(8月3、4日)の創作みこしパレード(子どもみこし)に参加する宮城誠真短大附属まこと幼稚園の園児たちが18日、オリジナルのみこし作りに取り組み、自分の顔を描いた絵を張り付けて完成させた。子どもみこしパレードは3日に行われ、古川地域の幼稚園や保育園など4園がそれぞれ手作りしたみこしを担ぎ、七日町通りを練り歩く。まこと幼稚園では、年長(22人)の園児たちが先生と一緒にみこし2台を製作。段ボール箱を利用し、箱の表面に子どもたちが色紙を貼って彩り、四角すいの形をした上部は青空とヒマワリ、虹をイメージして、先生が赤や青などの紙で作った花飾りで覆った。

 

県内は暦通りの暑さに

 22日は二十四節気の一つ「大暑」。県内は朝から高気圧に覆われ暦通りの暑さとなり、正午までに仙台管区気象台の観測地点19カ所のうち9カ所で今夏最高気温を観測した。県北部各地の最高気温は、古川32・2度、鹿島台33・8度、川渡32・7度、大衡34・1度、築館33・3度など(アメダス実況、同日午後1時半現在)。厳しい暑さは日本列島全域に及び、今夏最多39都府県で「熱中症アラート」が発令された。