「大崎ジビエ」加工品試作
「大崎ジビエ」ブランド初の野生イノシシ肉加工品が出来上がり、大崎市内で19日、関係者向け試食会が開かれた。市などでつくるコンソーシアムは手始めに「おおさき古川まつり」(8月3、4両日)で試験販売し、10月下旬の商品化を目指す。コンソーシアム、市ジビエ食肉加工処理施設(岩出山)を指定管理する合同会社ジビエの郷おおさき、食肉加工業ジャンボン・メゾン(同)の連携で「フランクフルトソーセージ」「ボロニアソーセージ」を完成させた。イノシシと豚の合いびき肉が原材料。試食会ではサイコロステーキ、ハムカツ風、古川まつりで提供予定のフランクフルト仕様などにあしらい、振る舞った。
駐車場もきれいに
大崎市シルバー人材センターは19日、市古川総合体育館駐車場で草刈りと草取りをボランティアで行い、環境美化を図った。公共施設での奉仕作業による地域貢献と会員間交流を狙いとした活動(年2回)の一環で、同館では毎年実施している。会員124人が日頃の受託作業で培ったノウハウを生かし、除草や草刈り、剪定に当たった。会員たちは、敷地を囲む生け垣の枝葉を草刈り機で丁寧に刈り込んだりアスファルトの間にびっしり生えた雑草を鎌で少しずつ取り除いたりして、来館者が利用しやすい環境を整えた。古川総合体育館は6月に大規模改修工事を終えてリニューアルオープンしたばかり。
楽しく体操に挑戦
大崎地区老人クラブ連合会は20日、5年ぶりとなる健康教室を涌谷町涌谷公民館で開き、会員ら約90人が楽しく体を動かして健康づくりを図った。同会は、大崎市と涌谷、美里両町の会員計約3200人でつくる。教室はコロナ禍前まで年1回開催していた。この日は、県内を中心に活動する元体操国体選手ら女性2人組のアクロバット大道芸「チェリフレーム」を講師に招いた。参加したのは3市町の60歳代から90歳まで約90人。いすに座ったままで手足を前方や頭上に伸ばすなどする体操に挑戦し、2人の合図に合わせて無理なく体をほぐした。
五輪サッカー蒼く応援
はさまや酒造店(栗原市高清水)は、パリ五輪に臨むサッカー男子日本代表を応援する記念限定酒を醸造した。ラベルには江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の絵を使い、チームカラーの青で染めた。合わせて500本の限定品だが、日本代表が勝ち進めば増産も検討する。12代目の狩野当主のルーツが大岩剛監督の出身地と同じ静岡県という縁でプロジェクトが始まった。
館内巡りやマルシェも
大崎市図書館は14、15の両日、新館開館7周年を記念した「図書館まつり」を開いた。館内外で多彩な催しを行い、訪れた多くの市民らが本や同館に親しんだ。まつりでは古川中、古川高出身で、インドのアメダバード大で国際関係学などを研究している近江啓太助教授による講話や図書館マルシェ、子どもやシニアを対象にした館内巡り、健康チェック、ゲームなどを行った。このうち、駐車場で開いた「しゃぼん玉で遊ぼう」には50人近くの家族連れが参加。割り箸やうちわ、ストローといった身近な材料で作った道具でシャボン玉遊びを楽しんだ。同じ会場では、おはなし会や移動図書館車での本の貸し出しも実施。担当職員によると、子どもや保護者らの本や絵本の貸し出しにつながったという。
高齢化率 大崎圏域34・3%
県は8日、高齢者人口調査の結果をまとめ公表した。それによると、大崎圏域の高齢化率は34・3%で、県内7圏域別で仙台圏域(26・1%)に次いで2番目に低かった。各市町村が住民基本台帳を基に調べた数値を3月末現在で集計した。大崎市の総人口12万3083人(前年同期比1693人減)に占める高齢者は3万9514人(同93人増)だった。高齢化率は32・1%で、前年同期から0・5ポイント上昇。一人暮らし高齢者は8001人で、同376人増加し、高齢者全体の20・2%(同0・9ポイント上昇)を占めた。
コメントをお書きください