大崎耕土の食材 料理に
世界農業遺産「大崎耕土」の食材を使う料理コンテスト「第２回おおさきフードチャレンジ！」は21日、大崎市内で最終審査が行われ、個性派レシピの数々が伊藤康志市長ら審査員をうならせた。地元料理人らでつくるおおさき楽友会の主催。２人一組で、小学生親子向け「食育」と高校生以上対象「おもてなし」両部門に計63組の応募があり、書類選考通過計６組がキッチンで腕を振るった。地産地消へのこだわり、味と見た目などに加えて部門テーマに沿っているかどうかも評価項目。「親から子へ伝えたい」（食育部門）思いがにじむ親子仲むつまじい姿や、「大切な人に作りたい」（おもてなし部門）気持ちを表すメッセージカード付きの品も。審査員６人が実食、採点していった。審査の結果、食育部門は同市鳴子温泉の伊藤沙織さん（37）、美結さん（９）＝鳴子小４年＝親子が最優秀賞に。おもてなし部門は同市岩出山の小野寺世莉菜さん（39）、丹羽悠乃さん（20）コンビが２年連続で最優秀賞を受賞。
ゆとり持った運転を
14日に大崎市鹿島台広長の国道３４６号で起きた交通死亡事故を受け、古川地区交通安全協会鹿島台支部は23日、現場近くでキャンペーンを行い、車線はみ出しなどに対する注意を通行車両に訴えた。帰宅時間帯に合わせて実施。同支部のほか、古川署や市鹿島台総合支所などから計30人余りが国道沿いに集結した。参加者たちは「スマホ・携帯 運転中禁止」などと記したのぼりを掲げた。二輪車の交通事故が多発していることを訴えるチラシ１００枚を信号待ちのドライバーに配り、「気をつけて運転してほしい」と呼び掛けた。
人命救助、延焼防ぐ
大崎広域消防本部と加美消防署は23日、６月に色麻、加美両町で発生した建物火災で、人命救助などに貢献した４人へ表彰状、感謝状を贈った。大崎広域消防本部消防長名で表彰されたのは色麻町王城寺の酪農家、佐々木克之さん（64）。佐々木さんは６月16日、河川清掃の帰りに元酪農家の知人宅から白煙が上がっているのを発見。屋外から声を掛けたところ返答があったため、窓から知人の両腕をつかみ室内から引きずり出して救出した。加美消防署長名で感謝状を贈られたのは、加美町の元消防職員大泉国男さん（71）、元消防団員の三嶋博之さん（72）と佐藤勇蔵さん（74）。３人は６月18日、木造２階建て農業用倉庫などが燃えているのに気付き、現場に急行。それぞれ別の場所からの臨場だったが、現場ではこれまでの経験を生かして連携し、迅速に通報したり、消火栓にホースを直結して放水し、延焼を防いだりした。
小瀬菜大根に理解深める
加美町の児童発達支援・放課後等デイサービス「ＰＯＣＣＯ大崎西」を利用している子どもたちと職員が22日、同町の一部地域だけで栽培されている「小瀬菜大根」の種取りを体験した。小瀬菜大根は、約１５０年前から旧小野田町の小瀬地区のみで栽培されている伝統野菜で、葉と茎を食用にする。かつて40戸近くあった生産者は一時２戸まで減少したが、有志でつくる「小瀬菜大根応援隊」の活動もあって近年は４戸に増えた。同施設で行われた体験会は、小瀬菜大根への理解を深めてもらおうと、同応援隊が主催。横山代表（66）の畑から収穫し、乾燥させた小瀬菜大根約20キロを準備。子ども５人と職員、同応援隊メンバーが参加した。小瀬菜大根は１㍍近くまで成長し、エンドウ豆に似たさやの部分に種が入っている。種は茶色で２ミリほどの大きさ。ブルーシートの上に広げた小瀬菜大根を踏みつけて葉や茎を粉々にし、種を取り出す。子どもたちは「パリパリ」という音を楽しみながら踏みつけ、ふるいにかけるなどして小さな種を取り出していた。
「特定空家」代執行で解体
栗原市は、20年ほど前から空き店舗になっている同市栗駒岩ケ崎の元商業施設の解体作業に着手した。空き家対策特別措置法に基づく行政代執行は市内で初めて。27、28の両日には沿線で「くりこま山車まつり」が予定されているため、当初はお盆明けに予定していた防護壁の設置を前倒しして24日から取り掛かる。
登米が総合優勝
「第71回登米・栗原対抗柔道大会」が７日、栗原市若柳総合体育館で開かれ、登米市が総合優勝した。柔道を通し両市の交流を深め、青少年の健全育成や柔道の普及を図る目的。新型コロナウイルスの影響で５年ぶりの開催で、選手35人が出場した。中学、高校、一般の３部に分かれ、代表選手で対抗戦。全体の勝利数で総合優勝を競った。中学生の個人戦では、曽根奏選手（志波姫３年）が優勝。会場には家族を応援する子どもの声も響いていた。
築館女子３年連続Ｖ
栗原市中学校駅伝競争大会が11日、サン・スポーツランド栗駒トラック、駐車場を周回するコースで行われ、男子（６区間13・４キロ）は金成が６年ぶり、女子（５区間７・８キロ）は築館が３年連続で優勝した。10月２日に大崎市田尻地域で開かれる県大会に出場する。
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