2024/8/4


「古川まつり」開幕

 第76回「おおさき古川まつり」は3日、大崎市古川の中心商店街で開幕した。歩行者天国となった通りは七夕飾りで彩られ、出店も立ち並び、大勢の見物客が散策。梅雨明けしたばかりの会場には真夏の太陽が照りつけ、汗を拭きながら吹き流しの下を通り抜ける浴衣姿の人も見られた。まつりは4日も開かれ、まつり太鼓の演奏などが行われる。開会行事が市地域交流センター・あすもで、関係者50人ほどが集まって開かれた。伊藤康志市長、小野寺五典衆院議員、村田秀彦古川商工会議所会頭らがあいさつし、テープカットをしてまつりをスタート。通りの七夕飾りは約120本で、商店や事業所、中学生などが飾り付けに工夫を凝らして製作。児童が将来の希望などを紙に書き吹き流しに貼り付けたものもあり、保護者らが見入っていた。

5000発 華やかに

 「おおさき花火大会2024」は2日夜、大崎市古川渕尻の江合川河川敷であり、約5000発の花火が夜空を華やかに彩った。日没とともに真夏の暑さも和らぎ、そよ風が川面を吹き抜ける絶好の花火日和に。午後7時半の打ち上げ開始から1時間半余り、空いっぱいに広がる特大スターマイン、迫力満点の10連発対打ちなど大輪が次々と咲き誇った。同市との姉妹都市提携40周年を祝う東京都台東区提供「ツイン大スターマイン」が上がると、ひときわ大きな拍手が沸いた。

〝鉄道のまち〟魅力PR

 開業135年目のJR小牛田駅がある〝鉄道のまち〟の魅力をPRする「えきフェスMISATO」(美里町主催、大崎タイムスなど後援)が4日、同駅東口ロータリーを中心に開かれる。車両展示や高校生ダンスコンテストなどさまざまな企画が目白押しで、鉄道ファンだけでなく幅広い世代が楽しめる。午後2時から8時まで。14日には花火大会もある。小牛田駅は、JR4路線が乗り入れる交通の要衝で、1890(明治23)年に開業した。地域の顔で、町内には鉄道愛好家も多い。

 

「3B体操」で280人交流

 「3B体操体験交流会」(日本3B体操協会県支部主催)が7月28日、大崎市田尻総合体育館で開かれた。県北部の会員ら280人が参加し、ボールなどを使って気軽にできる3B体操を通して交流した。3B体操はボール、ベル、大きな輪ゴムをつなげたベルターという補助具を使い、誰でも無理なく取り組むことができる運動。交流会は毎年1回行っていて、ことしは仙台と大崎の2会場で実施。この日は、園児から高齢者まで幅広い世代が参加。講師の指導の下、全員でボールを持って体を動かしたり、最大12教室の会員がこの日に向けて練習してきた曲を初めて一緒に行ったりした。また、ジュニア演技では親子で息の合った体操を披露し、会場から温かい拍手が送られた。

 

電気、建築の授業体験

 県立大崎高等技術専門校で7月28日、オープンキャンパスが開かれ、訪れた高校生らは授業を体験し、進路を決める参考にしていた。同校は「電気科」(1年課程、定員20人)、「木の家づくり科」(2年課程、定員15人)の2科を設け、電気工事士や建築大工を養成している。最初に学科の指導内容、必要経費など学校の概要について説明があり、「技術者は不足していて求人は多い。生活に欠かせないこうした職業に目を向けてほしい」と入校を期待していた。この後、二つの科に分かれて施設を見学し、体験授業に臨んだ。このうち木の家づくり科では、伝統的な木組み工法によるスマートフォンのスタンド作りに挑戦した。