42万本のヒマワリ見頃
7日は二十四節気の「立秋」。暦の上では秋の始まりを指すが、暑さがピークを迎えるころともされている。大崎市三本木斉田の「ひまわりの丘」では42万本のヒマワリが見頃を迎え、家族連れやカップルらでにぎわいを見せている。ひまわりの丘では、転作作物としてヒマワリが栽培されていて、昨年40年を迎えた。毎夏約5万人が訪れる県北有数の観光地として知られる。ことしは、地元農家でつくる「ひまわり観光花卉栽培組合」が6月1、7の両日に種をまいた。発芽する6月中旬以降に雨が少なかったことから、昨年より1週間ほど遅い7月22日に咲き始めた。訪れた人たちは、畑の間に設けられた散策路を歩き、なだらかな丘陵を埋め尽くすヒマワリの眺めを楽しんでいる。
「平和の鐘」鳴らす
第2次世界大戦末期、世界初の原子爆弾が広島市に落とされてから6日で79年を迎えた。投下時刻に合わせ、涌谷、美里両町の寺院で「平和の鐘」を鳴らす取り組みが行われ、参列者たちが平和への祈りをささげた。9日には、長崎市への原爆投下に合わせて鐘を鳴らす。新日本婦人の会古川支部かたくり班と遠田母親連絡会が4寺院で一斉に実施した。このうち箟峯寺(涌谷町箟岳)では、投下時刻の午前8時15分に合わせて会員ら7人が順に鐘を突き、手を合わせて核兵器のない世界を願った。9日は、長崎市に投下された午前11時2分に行う。参加希望者は15分前に集合する。会場は同寺のほか、玄松院(美里町中埣)と興安寺(同町北浦)、見龍寺(同町龍渕寺)。
古川まつり 2日間で20万人の人出
大崎市古川の中心商店街で3、4の両日開かれた「おおさき古川まつり」(大崎市古川地域イベント連絡協議会主催)の人出は2日間で約20万人となり、昨年より約9万人の減少となった。4年ぶりの通常開催となった昨年は市民の期待が高かったことや、ことしは石巻川開き祭りと日程が重なったことも影響したと同協議会では語っている。人出の内訳は3日が10万人、4日も10万人だった。コロナ禍前は2日間で22万人から23万人の来場者があり、同水準までもう一歩、達しなかった。古川まつりは、新型コロナウイルスの影響で2020年、21年は中止、22年は大崎市地域交流センター・あすもでの縮小開催を余儀なくされた。昨年はメインストリートを歩行者天国にした4年ぶりの通常開催で、市民の関心は特別高く、史上最高の人出につながった。
鵜澤、激戦区を3位通過
パリ五輪陸上男子200メートル予選が6日(現地時間5日)に行われ、栗原市高清水出身の鵜澤飛羽選手(21)=築館高−筑波大4年=は6組で3位に入り、各組3位までの準決勝進出を決めた。タイムも20秒33と、2000年のシドニー大会で末續慎吾さんが出した20秒37を抜いて日本人五輪歴代最速。決勝進出を懸けた準決勝は8日午前3時ごろ行われる。
児童が県産食材調理
県の「食材王国みやぎ『伝え人』」制度に基づく料理教室が7月30日、大崎市岩出山真山地区公民館で開かれた。同館の学童保育に通う児童17人がプロの料理人から手ほどきを受け、県産食材を使った料理に挑戦した。講師を務めたのは、同市古川で日本料理店を経営している早坂幸夫さん、葉子さん夫妻で、メニューは「宮城野豚のカレートマチーソース」。2人は子どもたちが作りやすいようレシピを工夫し、宮城野豚などの県産食材も自ら準備。教室では一つ一つの工程を丁寧に指導しながら、野菜の飾り切りや肉を軟らかくする技なども伝授した。子どもたちは目に涙を浮かべながらタマネギをすり下ろしたり、フライパンの熱さに汗を拭ったりと、調理に四苦八苦。それだけに完成した料理の味は格別の様子。自ら焼いた肉のおいしさに笑顔を浮かべ、苦手な野菜もぺろりと平らげていた。
小野田運輸倉庫に金賞
加美署は7月30日、優秀安全運転事業所表彰伝達式を同署内で開き、金賞を受賞した小野田運輸倉庫に表彰状などを手渡した。県警と自動車安全運転センターは一定期間に違反、事故を起こした従業員の割合などを基準に、優秀安全運転事業所を表彰している。同署管内ではことし第1期(1~4月)で小野田運輸倉庫が金賞、丸一運送が銀賞を受賞した。
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