〝鉄道のまち〟魅力PR
美里町の夏祭りに当たる「えきフェスMISATO」(町主催、大崎タイムスなど後援)が4日、JR小牛田駅東口ロータリーを中心に開かれた。開業135年目を迎えた同駅を中心とする「鉄道のまち」の魅力をPRするのが狙い。列車の展示やダンスコンテストを通して暑い夏を一層熱く盛り上げた。展示された車両は、導入10年目を迎えたJR東日本のディーゼルハイブリッドシステム搭載車「HB−E210系気動車」と、同駅隣の仙台車両センター小牛田派出所(旧小牛田運輸区)に配属されているレール輸送用「キヤE195系気動車」。珍しいそろい踏みとあって鉄道ファンらが写真に収めた。14日には同町牛飼水辺公園で花火大会を開催する。午後6時半から創作和太鼓駒の会(同町)と演歌歌手の渡辺亮子さん(亘理町出身)のショーをそれぞれ行い、同7時半から2000~2400発を打ち上げる。
ものづくりに関心を
加美町のオイルシール(工業用ゴム製品)メーカー、宮城NOK宮崎工場で7日、町内の親子ら6組15人が工場見学や工作を行い、ものづくりへの関心を高めた。県が取り組む「おおさきファクトリーテーマパーク」の一環。おおさきファクトリーテーマパークは、ものづくりの魅力発信や地元企業の知名度向上、ものづくり産業への将来的な人材確保を目的に、県内の小中学生とその保護者を対象に実施。2021年に8社で始まり、現在は参加企業が17社に増加。参加者も年々増え、ことしは計185組の応募があった。初めて参加した同社は、宮崎工場と登米工場(登米市南方町)で受け入れた。親子らは担当社員から会社概要やオイルシールの説明を受けた後、工場内や作業に打ち込む社員たちの仕事ぶりを見学。児童たちは工場内に漂う独特のにおいについて質問したり、普段見ることのないさまざまな機械を興味津々の様子で眺めたりしていた。
懸命にパドルこぎ熱戦
加美町の夏の風物詩、「ドラゴンカヌー大会」(同実行委主催、大崎タイムスなど後援)は4日、鳴瀬川カヌーレーシング競技場で開かれた。県内から集まった一般、混合合わせて22チームが水上で熱戦を繰り広げた。今回で21回目を迎えた同大会。当初は7月28日に開催を予定していたが、秋田、山形両県に甚大な被害をもたらした記録的大雨のため延期した。実行委によると、延期決定前は過去最高の41チームがエントリーしていたという。チームは、こぎ手と太鼓、操舵手の計12人で編成。初心者と競技経験者を問わない一般の部、4人以上の女子選手を含めた混合の部の2種目があり、直線250メートルコースで速さを競った。選手たちは、中学校の部活や職場、外国語指導助手(ALT)の仲間など多彩な顔ぶれ。竜をあしらった手こぎ舟に乗船した各チームの選手たちは、力を合わせてパドルを操り、白熱したレースを展開していた。
江合川の環境美化に汗
大崎市田尻北小牛田地区住民でつくる「江合川北小牛田愛護会」は3日、地元の江合川河川敷で草刈りやごみ拾いなどのボランティア活動に汗を流した。江合川堤防の安全と環境保全を目的に、2007年から毎年春と夏に実施。主に春は樹木の伐採、夏は繁茂する草刈りを行っている。同地区は鳴子ダムが完成する1957年以前、川の氾濫などで水害に苦しんだ歴史があり、住民の間で高い防災意識が醸成されてきたことも活動の背景にある。この日は約30人が参加し、JR東北本線が走る小牛田橋下の河川敷から下流方面に向かって作業開始。男性は持参した草刈り機で手際よく草を刈っていき、女性は4キロほど歩いてごみを拾った。
うちわ配り「安全運転を」
盆を控えた6日、遠田地区交通安全協会は美里町の山の神交差点で、うちわや反射材をドライバーに配り、交通法規順守や安全運転に向け意識啓発を図った。暑い日が続いて運転中に注意力が散漫になり、交通事故が多発することが懸念される時期を迎え、「夏の交通事故防止運動」に合わせて実施した。同会のほか、遠田署や美里、涌谷両町などから合わせて40人近くが参加。うちわと反射材、チラシ合わせて160セットを交差点で信号待ちをしている車両に配り、「安全運転をお願いします」と呼び掛けた。
最上町の代理で寄付受付
美里町は、7月25日からの豪雨で大きな被害を受けた山形県最上町のふるさと納税業務を代行する「代理寄付」を6日に始めた。納税証明書の郵送などの業務を引き受け、被災自治体の負担を減らす。来年3月末まで受け付け、一定額が集まったら被災地に届ける予定。原発事故の避難先となる〝第二のふるさと〟の復旧・復興につなげる。
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