「将来この学校で商業を」
鹿島台商業高は3日、小学生対象のイベント「こどもフェスティバル」を同校で開いた。地域に開かれた学校づくりの一環で、地域貢献に向けた生徒の主体的態度を育もうと初めて企画。有志の1~2年生6人が商業高校ならではの販売体験のほか、各種ゲームで子どもたちを楽しませた。中学生対象のオープンスクールに合わせた取り組み。子どもの居場所づくりなどに取り組んでいるNPO法人「ケアブレンド」(仙台市)の協力を受けた。販売体験では授業で使っているレジを使い、小学生が県産鶏肉3種を500円か1000円で来場者に販売。高校生がレジ操作や釣り銭受け渡しを助言した。
「軽トラ市」3年目
大崎市田尻小塩の産地直売施設「安心市場さくらっこ」西側駐車場で毎月1回開かれている「軽トラ市」が、ことし3年目を迎えた。出店者と来場者は年々増加しており、地域活性化に一役買っている。軽トラ市は、NPO法人安心市場さくらっこが企画。地域交流のほか、同施設や日帰り温泉「加護坊温泉さくらの湯」の集客につながってほしいと、2022年6月、同施設の下屋に会員数人が商品を持ち寄ったのが始まり。開催時期は6~10月の第2日曜日に定めている。出店者は市内外の農家やハンドメード作家、海産物専門店、キッチンカーなど幅広く、形態も軽トラックや軽自動車、テントなどさまざま。自家用車の場合、商品を乗せた荷台を通路側に向けて販売し、多いときで20店近くが軒を連ねる。バンド演奏やダンスなどを披露する月もあり、華やかに会場を盛り上げる。
「金融」親子で学ぶ
小牛田郵便局は10日、「親子で金融教室」を美里町藤ケ崎町の同局で開いた。地域貢献として東北地方の郵便局で初めて開催。町内外から小学生の親子ら29組70人が参加し、お金の大切さや使い方を学んだ。少額投資非課税制度(NISA)の新制度が始まって7カ月を迎えたことなどを踏まえ、投資のほか、特殊詐欺防止について親子で楽しく学んでもらうのが狙い。美里、涌谷両町と大崎市田尻の合わせて11郵便局の局長とゆうちょ銀行社員が講師を務めた。講師陣は「お金は道具。物やサービスと交換するなど上手に使えば生活が便利になる」と紹介。お小遣いについては「最初から貯金に回す分を分けて計画的にためることで『良かった』と思うときが必ず来る。使い方を自分で判断する練習をしてほしい」と呼び掛けた。
姉妹都市を継続支援
大崎市は13日、7月下旬の記録的大雨で被害甚大な姉妹都市・山形県酒田市へ職員2人を派遣した。16日までの4日間、家屋の被害認定調査に取り組む。職員派遣は今月7~10日(4人)に続き2回目。第1陣の活動報告と、災害時応援協定を結ぶ酒田市側からの要望に応じ、急ぎ継続支援を決めたという。令和元年東日本台風(19年10月)時、今回と同じ業務経験を持つ2人を抜てき。納税課の豊島哲平主事(30)は「酒田市民の日常生活が早く取り戻せるようお手伝いしたい」、建設課用地対策室の山田雅史主事(29)は「職歴を生かして力になりたい」と決意を述べた。
温泉総選挙投票呼び掛け
投票で日本一の温泉を決めるイベント「温泉総選挙2024」(旅して日本プロジェクト主催)が、このほど始まった。県北部からは「鳴子温泉郷」(大崎市)、「やくらい薬師の湯」(加美町)、「陶芸の郷ゆ~らんど」(同)がエントリーしており、関係者が投票を呼び掛けている。投票は11月1日午後6時まで。イベントを通して温泉地の知名度を高め活性化につなげてもらおうと、2016年から官民一体で行われていて、内閣府や環境省など5行政機関が後援している。ことしは「絶景」「美肌」といった8部門に全国から75の温泉地や施設が名を連ねた。17年から毎年出場している鳴子温泉郷は、「湯治ウェルネス部門」で上位入賞を狙う。出場4回目のやくらい薬師の湯は「レジャー・街ぶら部門」、2回目の挑戦となる陶芸の郷ゆ~らんどは「秘湯・名湯部門」にそれぞれエントリーしている。
旧高清水中に公園整備
栗原市は、統合で活用されていない旧高清水中の敷地に(仮称)「高清水城址公園」を整備する。2022年3月の福島県沖地震で被災した校舎や体育館、プールを本年度中に解体。芝生広場や遊具、野外ステージなどを備え、地元のイベントや子育ての拠点にする。旧高清水中は、旧瀬峰中との合併で2019年4月から使われていない。地元住民でつくる「旧高清水中学校跡地利用検討会」は当初、校舎を日本語学校、体育館を体育施設、校庭を公園として整備するよう市に要望していたが、将来的な地元による維持管理や老朽化を踏まえて既存施設全ての解体撤去に同意した。
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