新クラフトビール完成
大崎市鳴子温泉のオニコウベが運営する鳴子温泉ブルワリーはこのほど、新作のクラフトビール2種を開発した。24日から鳴子温泉地域の酒屋や飲食店、旅館など10施設で販売する。発売されるのは、プレミアムラガービール「義経」と発泡酒「弁慶」。地域に伝わる源義経伝説が名前の由来で、鳴子温泉郷の魅力をPRしようと、地元飲食店などでつくるまちおこし団体「鳴子アヴァンギャルドベース」の協力を得て開発した。「義経」はアルコール度数5・5%で、青リンゴの香りがほのかに漂うフルーティーで爽快な味わい。地元で栽培されているコメ「ゆきむすび」(精米歩合65%)を使った「弁慶」はアルコール度数5%で、コメならではの甘みが特徴。どちらも330㍉㍑の瓶入り。「義経」「弁慶」の小売価格は店によって異なるが、1瓶1000円前後を予定しているという。
佐藤さんめでたく100歳
大崎市三本木字大谷の佐藤みち子さんが10日、満100歳の誕生日を迎えた。市と市社会福祉協議会は19日、祝詞と花束を佐藤さんに贈り、長寿を祝った。佐藤さんは1924(大正13)年、現在の大崎市古川三日町生まれ。戦前は横須賀市の軍需工場に勤め、同い年の稔さん(故人)と結婚後、三本木に移り住み、子ども3人と孫8人、ひ孫20人に恵まれた。手芸を好み、大正琴や民謡にも親しんだ。胆のう結石(89年)や乳がん(2019年)に見舞われたものの完治し、ショートステイ(2泊3日)やデイサービスを利用しながら自宅で長男夫妻や孫夫妻ら8人と暮らしている。食事はおかゆやきざみ食で、自宅では車いすで自ら移動している。
大崎市人口 前月比95人減少
大崎市は、今月1日現在の住民基本台帳人口を発表した。人口は12万2653人(男6万406人、女6万2247人)で前月比95人減少し、世帯数は5万3176世帯で同19世帯増えた。いずれも外国人(世帯)含む。このうち人口動態について、自然増減は出生64人(男31人、女33人)に対し死亡156人(男81人、女75 人)で差し引き92人減。社会増減は転入244人に対し転出247人で3人減の転出超過。人口を旧市町別(7地域)でみると、多い順に古川7万5690人(前月比30人減)、鹿島台1万748人(同11人減)、田尻9511人(同13人減)、岩出山9325人(同10人減)、三本木7281人(同11人減)、松山5258人(同7人減)、鳴子温泉4840人(同13人減)で軒並み前月を下回った。
帰省客ら古里のお盆満喫
大崎市古川の竹ノ内・大江向親和会は13日、地元にある福祉事業所ひばりの駐車場で夏祭りを初めて開いた。地区住民や帰省した家族ら約250人が訪れ、多彩なステージプログラムや盆踊りなどを楽しんだ。竹ノ内、大江向両行政区で組織する同会は、住民の親睦を深めて地域活性化を図ろうと、運動会や餅つき大会など季節にちなんだ行事に取り組んでいる。夏祭りは、「家族が帰ってくるお盆休み期間中にイベントがない」という住民の声を受けて企画。手探りでの準備だったが、地元事業所の協力を得て会場敷地を貸してもらったり、うちわを提供してもらったりして開催にこぎ着けた。この日は会場に3・6㍍四方のやぐらを組み、おおさき古城太鼓の演奏やカラオケバトル、ビール早飲み競争、盆踊りなどを実施。キッチンカーや子ども向けのゲームコーナーも人気だった。にぎやかな様子に誘われ、通りかかった地区外の人が立ち寄る姿も見られた。
新型コロナ大崎で3割減
県は15日、第33週(12~18日)の感染症発生動向調査週報を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所では、新型コロナウイルスで合わせて168人の感染が報告された。前の週から約3割減少。県全体も4割ほど少なくなった。圏域ごとの定点医療機関で診断された新型コロナ感染者報告数は▽気仙沼71人(1定点医療機関当たり17・75人)▽大崎168人(同16・8人)▽石巻119人(同11・9人)▽塩釜175人(同10・94人)▽仙南49人(同7人)▽仙台市97人(同2・20人)。気仙沼を除く5圏域で前の週から少なくなり、県全体は40・5%減の679人(同7・46人)だった。
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