山林火災想定し訓練
鳴子消防署は26日、県防災航空隊と合同で、山林火災を想定した防災訓練に取り組んだ。空中消火を行う防災ヘリコプターへの給水作業を行い、災害発生時における連携強化を図った。県防災航空隊との合同訓練は、災害が発生した際、相互の連携が迅速に行えるよう行動を確認するのが狙いで、大崎広域消防本部の4署が持ち回りで実施。この日は同署と岩出山分署、市消防団鳴子支団から合わせて56人が参加した。同署近くの江合川河川敷水辺プラザ防災ヘリポートで行った訓練は、鳴子温泉で山林火災が発生し防災ヘリが出動したが、川の水深が浅く自力で水を補給できないため、地元消防署が給水を行うという想定。消防署員は隊員から給水手順について説明を受けた後、ヘリコプターに取り付けられた消火バケットへの給水を行った。消防署員はホバリングする防災ヘリが吹き下ろす強風に耐えながら、ポンプ車で江合川の水をくみ上げ、消火バケットに補給。容量が約500リットルの消火バケットは数分でいっぱいになり、参加者たちは飛び立ったヘリコプターが上空から放水する様子を見守った。
高校生が将来像描く
高校生が地域の将来像を描く「おおさき高校生タウンミーティング」「おおさき宝さがし未来トーク」が5日、大崎市役所であり、市内9校の代表生徒計41人が「私たちがつくる20年後の大崎市の未来」について考えた。伊藤康志市長ら市幹部を交えた班単位で意見交換。市の現状と、ファシリテーター(進行役)佐藤淳青森大社会学部教授のアドバイスも踏まえ、提案をまとめていった。子育て環境充実、若者や親子連れが休日を楽しめる場所やイベントの創出、通学利用が多いJR古川駅前活性化など〝Z世代〟ならではのアイデアがいくつも飛び出し、「今回のような未来を考える催しが増えればいい」との声も。
本社杯家庭バレー大会
第21回大崎タイムス社杯家庭バレーボール大会(大崎タイムス社主催、大崎市古川家庭バレーボール協会主管)が9月1日、市古川総合体育館で開かれる。ゴムボール、ビニールボール両部門に県北部の計14チームがエントリーしている。両部門とも8人制の男女混成で、男子のみ常時出場可能人数の上限(4人)がある。ゴムボールの部は1セット15点、ビニールボールは同11点のラリーポイント制3セットマッチ。今大会では、ゴムボールの部(4チーム出場)は総当たり戦上位2チームで決勝を実施。ビニールボールの部(10チーム出場)は3ブロック総当たり戦後、成績に応じた組み合わせの決勝トーナメントで王座を決める。
鹿島台ロイヤルFが優勝
「第27回宮城県選抜少年野球大崎大会」(大崎市古川少年野球育成協議会主催、大崎タイムスなど後援)が24、25の両日、古川第一小校庭など7会場で行われ、大崎地方を中心に県内の47チームが熱戦を繰り広げた。その結果、鹿島台ロイヤルファイターズが優勝した。8ブロックに分かれてリンク戦で予選を行い、各ブロックの1位8チームが決勝トーナメントに進出した。試合時間は予選60分、決勝トーナメント50分。選手の健康を考え、投手の投球数も1日70球に制限した。
9月に日仏陸軍共同訓練
陸上自衛隊は26日、フランス陸軍との共同訓練「ブリュネ・タカモリ」を9月8~20日の間に王城寺原演習場(色麻町、大衡村、大和町)と岩手山演習場(岩手県滝沢市)で行うと発表した。日仏陸軍共同訓練は昨年9月に南太平洋の仏領ニューカレドニアで初めて行われ、日本国内では今回が初めて。青森県弘前市の第39普通科連隊と、仏陸軍第3師団第6軽機甲旅団が参加。対ゲリラ・コマンドウ作戦の戦術技量向上を図るため、中隊規模以下の戦術行動と実弾射撃の訓練を行う。
204人参加し白熱プレー
第7回大崎市長杯パークゴルフ大会(たじり穂波公社、田尻パークゴルフ協会主催)が24日、大崎市田尻の加護坊パークゴルフ場で開かれた。県内各地から51組、総勢204人が参加し、残暑に負けず白熱したプレーを繰り広げた。旧市町の枠を超えて市民の交流を図ろうと、2018年に始まった大会で、昨年までは市民や市に通勤する人の限定で行ってきた。しかし、市や同パークゴルフ場のPRにつなげ、より多くの人にプレーを楽しんでもらう大会に発展させようと、今回から参加対象を拡大。定員数を超える申し込みがあり、参加者数は昨年の2倍以上に増えたという。
全国こけし祭り31日開幕
東北地方各地で作られる伝統工芸品「こけし」を大々的にPRする「第69回全国こけし祭り」が8月31日と9月1日の2日間、大崎市の鳴子温泉郷で開かれる。伝統こけし11系統が集い、工人による製作実演、展示即売を鳴子小体育館で行う。目玉のパレードには、地元小学校の児童が修繕した張りぼてこけしが練り歩く。もう一つの伝統工芸「鳴子漆器」も併せて展示する。
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