かれんなバラ150株見頃
70種以上、150株のバラが咲き誇る「みさとローズガーデンフェア」が14日、美里町南小牛田のバラ園「バラの笑談館」で始まり、色とりどりのバラが訪れた人たちを引きつけている。16日まで。笑談館は、町花のバラをPRしようと、引地好男さん(74)が自宅庭を少しずつ整備し9年目を迎えた。赤やピンクといったさまざまな色のバラが咲いていて、「ブルーインパルス」など名称に「ブルー」が入る種類だけを集めた一角もある。フェアは、バラを通して町をPRしている町地域おこし協力隊の武田莉愛さん(25)が主催し、生花やバラ染め布を使ったブローチや飾り、バラの鉢苗を売り出している。訪れた人たちはかれんな花に見入っていた。
「わいど」写真展 「古布絵」作品展
「写真を楽しむ会『わいど』」の第29回写真展が、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。県北部の会員17人が撮影した色とりどりの作品が、訪れた人の目を楽しませている。16日まで。テーマは「彩り・撮り」。鮮やかな花々、白い雲とのコントラストがまぶしい青空、車のヘッドライトとテールランプの軌跡が連なるハイウエーなど、自然や人の営みが作る色彩を切り取った86点が並ぶ。このうち川田光子さん(美里町)の「天からの贈り物」は、自宅近くにあるマツが被写体。金色に輝く夕日が枝に積もった雪やぬれた葉に乱反射し、木が燃えているような印象を与えている。
宿泊税「拙速な導入反対」
県が県議会9月定例会(18日開会)に提出予定の宿泊税条例案を巡り、大崎市議会は13日、議員発議による「拙速な宿泊税導入に反対する意見書」を全会一致で可決した。県議会開会前、後藤錦信議長ら市議15人が村井嘉浩知事宛てに届ける。意見書では、宿泊税の使途と在り方について市や市議会、宿泊事業者との協議の場、説明が不十分と指摘。「既に入湯税もある中で負担が大きい」「観光施策が具体的でない中で目先の税収を優先させている」など、地元鳴子温泉郷の宿泊事業者から市議会に寄せられた反対意見を列挙し「自治体や特別徴収義務者の理解が不可欠」「拙速な宿泊税導入には反対する」と結論づけた。
酒田市、遊佐町へ見舞金
大崎市議会は12日、7月の記録的大雨で甚大な被害を受けた山形県酒田市と遊佐町に対し、災害見舞金として各15万円を届けた。見舞金は全議員28人から集めたもの。後藤錦信議長、鎌内つぎ子副議長が両市町を訪問し、矢口明子酒田市長、松永裕美遊佐町長に直接手渡した。酒田市は共通の旧町名「松山」にちなみ「友好都市」、遊佐町は鳴子温泉に「遊佐」姓が多い縁で「兄弟町」の間柄。後藤議長は「大崎市が大規模災害に見舞われた際、両市町から手厚く支援いただいた恩返し。友好関係、兄弟の関係を末永く続けていきたい」と述べた。
新旧の遊びに夢中
さまざまな遊びを一堂に集めた「こどもふれあいまつり」が8日、美里町トレーニングセンターで開かれ、町内の子どもたちが折り紙やラダーゲッターなど新旧の遊びを通して地域の大人たちとの触れ合いを深めた。多様な年齢層の子どもたちが触れ合う場を設け、地域社会が一体になって育成を図るのが狙い。実行委員会が主催した。遊びは、輪投げやお手玉、竹鉄砲、菓子釣りなど合わせて10種余りで、子どもたちは目を輝かせながら各コーナーを回って楽しんだ。また、県北部唯一のおもちゃ病院「ドック」が出張開院し、子どもたちが持ち込んだ玩具を診察した。注目を集めたのは、プロけん玉プレーヤーとして県内の児童館や高齢者施設で公演している鈴木玲維さん(16)=同町、古川黎明高2年=によるパフォーマンス。宙を舞うけんをタイミング良く玉に乗せ、最後に玉の穴でけん先を受け止める華麗な技を披露し、拍手を受けた。
コメントをお書きください