外国人を英語でガイド
大崎地域の小中高生が11月、大崎市岩出山を訪れた外国人を英語でガイドする。地域の魅力を地元の子どもたちに感じ、関心を抱いてもらおうと、県北部地方振興事務所が県内で初めて企画した。台本作りを兼ねた観光スポット巡りが22日に現地であり、参加者たちが地域を歩いて魅力を体感した。参加したのは、大崎地域の小学5年生から高校2年生まで10人。 JR岩出山駅を出発し、南町商店街を経て旧有備館までの2・8㌔を2時間ほどかけて歩いた。旧有備館の成り立ちや東北地方では珍しい、池のある回遊式庭園などを学んだ。参加者たちは、岩出山城と政宗、旧有備館など三つのテーマについて概要を書き出し、台本にまとめた。それを基に11月2日、英語圏の外国人数人を連れて約2㌔のコースを実際にガイドする予定。
交通ルール順守呼び掛け
「秋の交通安全県民総ぐるみ運動」が始まった21日、元女子プロボクシング選手の藤岡奈穂子さん(49)=大崎市古川出身=が古川署の一日警察署長を務め、市民らに交通ルール順守を呼び掛けた。日本人初の世界5階級覇者で「おおさき宝大使」も務める〝レジェンド〟に白羽の矢が立った形。署内で高橋誠署長から委嘱状を受け取った後、イオン古川店(古川旭)での交通安全運動啓発イベント会場へ。週末でにぎわう買い物客に拍手で迎えられ、りりしい制服姿でリングならぬステージに上がった。
お宅の防災は大丈夫?
鳴子消防署は20日、大崎市社会福祉協議会や東北電力ネットワークと連携して「家庭の防火診断」を同市鳴子温泉地域で行った。高齢者宅を見守りも兼ねて訪問し、配電盤や住宅用火災警報器(住警器)などを点検した。15年から毎年9月15~21日の老人週間に合わせて実施している。ことしは65歳以上の1人暮らし高齢者宅や高齢者世帯計9件を訪ね、住警器の設置・動作状況や緊急連絡先などを確認した。
障害者の雇用促進へ
就職を希望する障害者を対象にした面接会が20日、県大崎合同庁舎で開かれた。「障害者雇用支援月間」(9月)に合わせ、古川公共職業安定所や県、大崎市が共催。訪れた人たちは特技をアピールする一方、勤務上、配慮を要する点を訴えた。県北部を主な就業場所とする11社と大崎市、同市市民病院がブースを開設。パソコン動画や写真を通して業務内容や就業場所、就業時間などを説明した。訪れたのは障害者80人余りに加え、支援機関担当者や県内各支援学校の進路担当者。通勤手段や必要な能力について尋ねたり、働く上で配慮してほしい点を企業側に伝えたりした。
古川学園2大会連続8強
第77回秋季東北地区高校野球県大会は4日目の23日、2回戦8試合を3会場で行った。この日が初戦となる古川学園は夏の甲子園出場を果たした聖和学園にサヨナラ勝ちし、2大会連続8強入りした。古川学園は25日、石巻市民球場で行わる準々決勝で、石巻西と対戦する。
四季折々の陸羽東線
アマチュア写真家で結成する「写団みちのく」の千葉学代表(69) =大崎市古川=は、JR陸羽東線と沿線の四季を撮影した作品展を大崎市地域交流センター・あすもで開いており、センター利用者らの目を引いている。27日まで。展示されているのは、大きさがA3ノビサイズなどの41点。田植え後の田園やサクラ、コスモスが咲く中を列車が走る様子、雪の中、大崎市鳴子温泉から山形県最上町へ峠を越え向かう列車など、四季それぞれの陸羽東線の姿を捉えている。JR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」を撮影した一枚もある。
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