2024/10/2


プラザ貸し出し一部再開

 宮城県民共済県北サービスセンター(大崎市古川諏訪)は、コロナ禍前まで行っていた多目的スペース「県北プラザ」の貸し出しを一部再開した。9月27日は白梅幼稚園の園児が5年ぶりに訪れ、レクリエーションや3D映画を楽しんだ。宮城県民共済は地域還元事業の一環で、所有する建物の一部を多目的スペースとして共済加入者らに開放している。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年から中断していた。県北プラザは同センター敷地内にあり、190人の収容が可能。この日は年長児60人が教職員とともに訪れ、広いホールでフラフープやボールを使ったレクリエーションで体を動かした。その後、配布された3D眼鏡を掛けて3D映画を視聴。画面から怪物や海の生き物が飛び出すと、悲鳴や歓声を上げていた。

自転車事故防止へ

 秋の交通安全県民総ぐるみ運動(9月21~30日)の一環で9月27日、「自転車リーダー育成講習会」が加美自動車学校で開かれた。加美郡内の小学生11人が学科と実技講習を通し、自転車の交通ルールを確認した。同講習会は、子どもたちの自転車事故防止を目的に、加美地区交通安全協会と加美署が共催。学科は加美署員、実技は自動車学校の教習指導員が講師を務めた。講習会に参加した児童たちには「加美地区自転車リーダー」の委嘱状が交付され、今後、各校の自転車リーダーとして交通安全を呼び掛ける。

日本ケミコン 宮城工場に新製造棟

 電子部品製造の日本ケミコン(本社=東京)は9月30日、子会社、ケミコン東日本(本社=大崎市田尻沼部、今野健一社長)の宮城工場敷地内にハイブリッドコンデンサ専用の新製造棟が完成したと発表した。11月に初出荷の予定で、2028年度には生産能力を前年度の2倍となる月産1億個に拡大させる。

 

 

古里への思い深める

 大崎市三本木地域出身の首都圏在住者で組織する「好きです三本木」は9月21日、東京都台東区で第15回総会・懇親会を開き、古里への思いを深めた。総会・交流会には40人ほどが出席。総会では会計決算が報告され、出席者が承認。来賓として出席した伊藤康志市長は「市内のさまざまなイベントに在京出身者の参加をいただいており、感謝している」と述べた。懇親会は佐藤仁一郎市議が音頭をとり、三本木の地酒で乾杯。後藤錦信市議会議長、「好きです三本木」顧問の早坂竜太古川土地社長があいさつ。早坂社長は、この1年間に新聞で取り上げられた市や三本木の記事を冊子にまとめ、出席者に配布した。

 

初戦敗退も「生涯剣道」

 都道府県対抗の国民体育大会(国体)がことし、「国民スポーツ大会」(国スポ)に改められた。本会期は5日から15日までで、佐賀県を会場に熱戦が繰り広げられる。会期前競技が9月5日から10月1日まで行われ、大崎地方からは9月28日、剣道少年男子に小牛田農林高2年、佐々木律紀選手(16)が挑んだ。国スポは団体戦形式で行われ、宮城代表は初戦、強豪茨城県と当たった。県北部から宮城代表に選ばれたのは次鋒の佐々木選手だけ。宮城代表5人で唯一、技(面)を決めたが、胴と面を受けた。宮城は0−3で敗退した。悔しい結果となったが、「大人になっても剣道を続けたい。『生涯剣道』として正しい剣道に打ち込みたい」と目標を見据えている。