創立90周年の節目祝う
古川工業高の創立90周年記念式典が11日、同校体育館で開かれた。在校生や教職員、同窓生、PTA、ETA(雇用主と教師の会)、来賓など約1000人が出席して節目を祝うとともに、創立100周年に向けたさらなる活躍を期待した。式典後、元バレーボール全日本男子代表主将で日本バレーボール協会長の川合俊一さんが、記念対談と講演を行った。対談テーマは、同校卒業生で東京五輪バレーボール日本代表セッターの故・藤井直伸選手(2023年3月死去)。母のみちえさん、藤井選手が在校当時にバレーボール部監督を務めていた佐々木校長と3人で思い出を語り合った。講演の演題は「トッププレーヤーに必要なもの」。講演の中で「運」については自身の幸運なエピソードを紹介した上で、「嫌なことがあって『ついてない』と思うか、何か気づかせてくれたと考え感謝するか。この違いが大きな差になる」と強調。普段からポジティブな言動や行動で運を呼び込むよう、生徒たちに呼び掛けた。同校は1934(昭和9)年、古川商業専修学校として開校。44年に古川工業学校、48年の学制改革で古川工業高となった。卒業生は2万1140人。
体験もとに熱弁振るう
15日に公示された第50回衆院選の期日前投票が16日、始まった。大崎市は、市役所本庁舎1階市民交流エリア屋内広場パタ崎さん家と6総合支所に期日前投票所を開設。仕事やレジャーで投票日(27日)に投票するのが難しい人たちが足を運び、1票を投じた。市役所新庁舎(昨年5月開庁)の期日前投票所は、同年10月の県議選が無投票に終わったことから初めての開設となった。午前8時半過ぎから有権者が訪れ、小選挙区と比例代表のほか、最高裁判所裁判官国民審査の三つの投票をした。期日前投票は、26日にかけての午前8時半から午後8時まで利用できる。22~26日の午前9時から午後7時までは大崎生涯学習センター、24、25の両日午前8時半から午後5時までは鬼首基幹集落センターにも期日前投票所が設けられる。
電柱撮ってインフラ保全
インフラ写真投稿ゲーム「TEKKON」を運営するホール・アース・ファウンデーション(シンガポール)は、東北電力ネットワークと連携して市民参加型イベント「電柱聖戦in宮城県・大崎」を19~21日に大崎市で行うと発表した。JR陸羽東線で移動しながら駅周辺の電柱を写真撮影・投稿してもらい、インフラの保全につなげる。
園児がパン作りに挑戦
大崎市古川石森、ほなみの杜こども園は11日、園内で「パン作り教室」を開いた。年長児13人が材料からパンが焼き上がるまでを見学したり、生地を好きな形に成形したりして、楽しみながら作り方を学んだ。同園は食育に力を入れており、タケノコ狩りや梅干し作り、餅つき大会など、園児が食物に直接触れられる行事を積極的に実施。パン作り教室は、日頃食べているパンがどのように作られているかを知ってもらおうと、昨年度から年長児を対象に実施。講師には同市古川でパン教室を開いている土佐理予さん(48)を招いている。子どもたちは小麦粉、砂糖、ドライイーストといった材料や発酵の仕組みと役割について教えてもらった後、発酵済みの生地を手やスケッパーを使って成形。鼻を近づけて匂いを確かめたり、手にくっつく生地に戸惑ったりしながら、ゾウやロケット、トンボなど思い思いの形に整えた。焼いたパンは給食と一緒に味わった。
栗原中学新人大会
栗原市中学校新人体育大会が9月28、29の両日に市内で開かれ、9競技で熱戦が展開された。築館がバレーボール女子、バスケットボール男子、バドミントン男子、剣道男子、ホッケー男子の団体5種目で優勝した。野球は志波姫・若柳・栗駒の合同、バレーボール男子も栗駒と若柳の合同がそれぞれ制した。
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