2024/10/27


不登校「一人で悩まないで」

 大崎市教育委員会と民間フリースクールがこのほど、不登校の子を持つ保護者向け「居場所リーフレット」「相談&居場所マップ」を完成させた。両者は「一人で悩まず行政、民間の支援を頼って」と活用を呼び掛けている。リーフレットは悩みを抱える児童生徒の居場所施設と教室以外の学びの場、保護者の相談窓口、さまざまな支援の仕組みを紹介する内容。マップはフリースクール5カ所、市と県の4施設を居場所として地図上に記したもの。ともにA4判。

 

着物や帯を再活用

 使わなくなった着物や帯を活用し、現代風の普段着に仕立て直した作品が涌谷町くがね創庫に展示されている。29日まで。入館無料。出展者は、同町や大崎、塩釜両市の愛好家9人でつくる「きものリフォーム倶楽部」。同館隣のさくら館に月数回集まり、古着店で購入したり譲り受けたりしたちりめんや木綿、銘仙を原料に創作活動に励んでいる。今回は染め物を中心とする110点を掲げた。柿渋や墨、ヨモギ、紫タマネギ、赤ジソなどさまざまな染料で染め上げた着物や帯を材料とするコートやバッグ、クッション、ストールが並ぶ。現代では製造されることのない銘仙やちりめんのデザインを楽しんでもらおうと、はがきサイズの額縁に入れて掲げた。

 

期日前投票 有権者の15%利用

 県選挙管理委員会は、第50回衆院選(27日投票)の期日前投票状況について、2回目の中間集計を25日午後8時現在でまとめた。それによると、10日間で期日前投票をした人は29万4773人だった。前回同時期(2021年10月29日)を7445人上回り、有権者全体(14日現在190万941人)の15%を占めた。市町村別では22市町村で前回を上回った。宮城5区に含まれる県北部では、色麻町を除く6市町で減少した。大崎市では、前回から1002人減の1万7336人が利用。第1回集計時(20日現在5136人)から3倍余りに増え、有権者全体(同10万5156人)の16%を占めた。

 

「たじリウム朝市」始まる

 大崎市田尻地域で20日、地元密着型マルシェ「たじリウム朝市」(同実行委主催)がスタートした。地域経済の活性化や出店者支援などを目的に、今後、定期開催して市場の拡大を目指すことにしている。開催地の「田尻」とラテン語で場所や空間を表す「リウム」を組み合わせた名称には、住民らが気軽に集まれる田尻の新たな場所、空間として定着してほしいという願いを込めたという。「地元のチャレンジ応援」も開催の目的。販路を見いだせなかった大崎管内や近隣市町の個人生産者、作家が製品や作品を販売する機会、既存の飲食店や商品開発者が新商品や試作品を提供する場としても活用してほしいという。1回目の市は田尻地区公民館前広場で開催。農産物や加工品、ハンドメード作品といった13店が軒を連ねた。

 

自転車盗の被害防止へ

 増加傾向にある自転車盗の被害防止に貢献しようと、住宅メーカーのセキスイハイム東北(仙台市)は17日、古川署にワイヤー式鍵100個を寄贈した。寄贈は同社が県警と交わした「犯罪・事故の起きにくい社会づくりに関する覚書」(2012年12月)に基づくもの。仙台北営業所古川店の白鳥健店長が署を訪れ、高橋誠署長に直接届けた。9月末現在、県内では自転車の盗難事件が890件(前年同月比110件増)認知されており、その約74%が無施錠だったという。