小学校で学習発表会
金津流松山獅子躍は、旧仙台藩領内を発祥とする鹿踊6種の一つで、250年以上にわたり継承されている。松山地域には、地元の獅子踊組が金津流本流とされる石関獅子踊組に伝授した記録が残っているが、明治期に廃絶。1993年に石関系統の金津流梁川獅子踊(岩手県奥州市)から伝授され復活、翌年に保存会が設立された。松山小では保存会の及川留太郎会長(63)=同市松山=らの指導を受け、4年生は唱歌や踊りを学び、6年生は本格的な振り付けを練習している。学習発表会では学年別に合奏や合唱、朗読を披露。6年生たちは長さ3㍍近くのささらを含む重さ8㌔ほどの装束をまとい、抱えた太鼓を打ち鳴らしながら跳ねたり回ったりして雄壮に舞った。
春高バレー県大会 女子古川学園が優勝
「春の高校バレー」の愛称で知られる第77回全日本バレーボール高校選手権大会の県代表決定戦は26日、利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで男女の決勝を行い、女子は古川学園が利府を破り、20年連続、45度目の優勝を果たした。古川学園は序盤から勢いに乗った。U17日本代表のエースも務めた工藤光莉(1年)を中心とした攻撃で第1セットを取得すると、第2セットはマークされた工藤の逆サイドから三浦結衣奈(2年)、中山瑠奈(同)が緩急織り交ぜた攻撃を展開。身長183㌢の中川いちの(同)も中央から速攻を繰り出し、終始リードを保った。「油断があった」(音川南季主将)という第3セット中盤、必死に食らいつく利府の攻撃やサーブミスで1点差まで追いつかれた。しかし、リベロの熊谷杏奈(1年)をはじめとした粘り強いレシーブで耐え抜き、3-0のストレートで勝利を手にした。
丹精込めた菊盆栽50点
大崎菊盆栽愛好会の展示会が大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれており、会員が丹精込めて育てた50点の盆栽が訪れた人の目を引いている。11月3日まで(31日は休み)。菊盆栽は、流木などを土台に小さい花をたくさんつけるコギクを植え付け、育て上げる。土台には流木のほか石なども使われる。会場には土台の上に細い根を露出してはわせ、枝ぶりを調節し、かれんな花を咲かせるなど、出展者それぞれが腕前を披露する作品が並んでいる。会員は明かりを調整し、同展に合わせて花が咲くよう管理。同会によると、ことしは夏の高温で花がつくのが遅れ、開花は遅れ気味だったという。
保育の仕事いかが?
大崎市内の私立保育園、認定こども園による合同就職説明会「保育のJobフェアinおおさき」(大崎私立保育園・こども園園長連絡協議会主催、大崎タイムスなど後援)が19日、大崎市古川穂波の大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれた。学生や子育て中の休職者らを対象に、各園が保育士の魅力をPRした。少しでも多くの人に保育の仕事を知ってもらい、保育士不足の解消につなげる狙い。市内の12法人、計17園が参加し、園ごとに設置したブースで、施設の特徴や業務内容、労働条件などをパンフレットやパネル、写真で来場者にPRした。
音楽への情熱絶えず
小中学校や支援学校の教員による音楽会(実行委員会主催、大崎タイムスなど後援)が12日、美里町文化会館で開かれた。仕事を続けながらも音楽への情熱を絶やさない音楽科教員ら15人が、多忙な中で練習に打ち込んだ成果を披露し、音楽の素晴らしさを約400人の聴衆と分かち合った。地域に根差した音楽会を通して音楽に親しんでもらおうと、2020年に始めた取り組み。4回目の今回出演したのは、初出演の教員を含む県内13校15人で、少しずつ輪が広がっている。
ステージ発表や出店
大崎市古川長岡地区の「第11回地区民・公民館まつり」が20日、同地区公民館で開かれた。新型コロナウイルスの影響で6年ぶりの通常開催となり、訪れた住民たちは出店や多彩なステージなど、にぎわいを取り戻した地元の祭りを楽しんだ。古川長岡地区地域づくり協議会と同地区公民館が共催するこの祭りは、2年ごとに開催。2020年はコロナ禍で中止となり、22年は出店のない縮小開催だった。スペシャルステージは岩手県宮古市の民謡歌手、小田城直子さん。小田城さんは大崎市古川の国道4号で東日本大震災に遭い、近くの同館に避難して5日間滞在したという。この日は「13年越しの〝恩返し〟」として、こぶしの利いた歌声を会場いっぱいに響かせた。
車いすバスケを体験
栗原市志波姫小(で10日、車いすバスケットボール体験が行われ、児童らは選手と一緒にゲームを楽しみ、車いす生活に理解を深めた。栗原市社会福祉協議会志波姫支部が主催。北京パラリンピックで女子、ロンドンで男子の日本代表ヘッドコーチを務めた仙台市のクラブチーム「宮城MAX(マックス)」の岩佐義明・元ヘッドコーチと、同チーム選手でU23車いすバスケットボール世界選手権(2022年)日本代表として優勝に貢献した伊藤明伸選手を招いた。6年生44人はまず車いす操作を体験。真っ直ぐに進まず苦労する子どももいた。このあと2人にパスを出してもらい、リングめがけてシュート。さらに伊藤選手とともにゲームを行い、懸命に車いすを動かしてボールをつないでいた。
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