和装ファッションショー
華やかな着物を現代風にアレンジしたファッションショーが10日、色麻町農村環境改善センターで開かれた。地元の中高生が振袖やはかま、洋服と着物を組み合わせた衣装に身を包み、来場者に披露した。第44回町民文化祭の一環。着付けを行ったのは、町文化協会に所属する「和装研究愛好会」。ことし設立43年を迎える同愛好会は毎月2回、同センター和室で活動。基本の着付けを重視しながら、最新トレンドの帯結びや着付けなどを研究している。ステージには留袖や振袖、色無地といった基本の着物のほか、洋服と着物を組み合わせたファッション、着物をアレンジしたロングスカートなどを着こなした中高生たちが音楽に乗って立ち並んだ。一人一人のファッションの解説後、全員で客席の間を堂々と歩いた。
火災想定し訓練成果競う
消防職員が日頃の訓練成果を競う大崎広域消防本部「警防技術錬成会」は10月28日、本部庁舎(大崎市古川)敷地内であり、消防署単位計4チームのうち遠田消防署チームが最高賞「消防長杯」に輝いた。次点の優秀賞は加美消防署・西部分署チームに贈られた。2階建て共同住宅の2階部分から出火し、住民が逃げ遅れたという想定。10人一組の各チームは審査員たちが①規律・節度②不安全行動の有無③実態把握・状況判断④基本的行動要領⑤屋内検索要領-の5項目について目を光らせる中、役割分担で1分1秒を争う活動に取り組んでいった。
「宮寒梅 醇麗純香」最優秀賞
ことしの東北清酒鑑評会で、純米酒の部最優秀賞に寒梅酒造(大崎市古川)の「宮寒梅 醇麗純香(じゅんれいじゅんか)」が県内で初めて輝いた。大崎地方からは他にも吟醸酒の部評価員特別賞に一ノ蔵(同市松山)の「一ノ蔵 笙鼓(しょうこ)」が2年ぶりに入賞。猛暑に見舞われ難しい酒造りを余儀なくされながらも長年培った酒造技術の高さを示した。
水源の森 育てよう
記念樹の植樹イベント「Present Tree(プレゼントツリー)みやぎ大崎」がこのほど、大崎市鳴子温泉鬼首の保安林であり、市外からの応募者と地元関係者計約20人が広葉樹の苗木100本を植え付けた。同市とNPO法人環境リレーションズ研究所(東京都)、林業団体による合同企画。主に首都圏の企業や個人に植樹してもらい、森林再生と交流人口増を目指す取り組み。いずれも鳴子温泉地域で2014年の開始当初は市有地、19年以降は民有地対象。通算9回目。
大崎ジュニアドラゴンV
「第16回古川ライオンズクラブ(LC)杯選抜少年野球大会」は4日、大崎市内4会場で県北18チームが熱戦を繰り広げた。古川勢対決となった決勝では大崎ジュニアドラゴンが古川ドジャースを下し、2年連続3度目の栄冠に輝いた。トーナメントの準決勝以降は無死満塁でイニングを始めるタイブレーク制。準決勝と決勝の計3試合はそれでも決着がつかず延長にもつれ込む緊張感あふれる展開に。秋晴れの下、球児たちは勝っても負けても最後の1球、ワンプレーまで全力で白球を追った。
「特殊詐欺に気を付けて」
オレオレ詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺被害から地域を守ろうと、米倉子ども会(大崎市古川)の小学生と保護者らが3日、行政区内の各戸訪問で住民に注意を呼び掛けた。古川第五小学区の米倉北行政区防犯防災部会が初めて企画し、子ども会員14人のうち2~6年生計9人が参加。全国各地で多発する特殊詐欺への注意喚起チラシを携え、子どもと大人が数人一組で広大な住宅街を軒並み訪ね歩いていった。訪問先ではチラシ配布にとどまらず、児童自ら「不審な電話に注意を」「詐欺にだまされないで」と声掛け。住民側も自分の子や孫世代の一生懸命な姿に心動かされた様子で、熱心に耳を傾けていた。
〝日々のあしあと〟披露
大崎市古川中里の古川幼稚園の「日々のあしあと展」が14日、市民ギャラリー・緒絶の館で始まった。元気いっぱいに取り組んだ様子がうかがえる園児たちの作品が所狭しと並び、訪れた人の目を楽しませている。16日まで。古川地域における私立幼児教育の草分けとなる同園は昨年、創立100年を迎えた。同展は、子どもたちの日々の活動と成長を地域住民にも知ってもらおうと、約25年前から開いている。今回は祭りや水族館、街をテーマに、段ボールやペットボトル、色紙、毛糸、ビニールといった身近な材料で作った造形物など約500点を展示。テーマや名称、制作物については園児たちが本や図鑑で調べ、アイデアを出し合って先生と一緒に制作したという。
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