「感動を与えられる選手に」
プロ野球オリックス・バファローズから1位指名を受けた大崎中央高出身で富士大4年の麦谷祐介選手(22)が5日、大崎市の伊藤康志市長を表敬訪問した。入団を報告した麦谷選手は「少年や少女、応援してくれるファンに夢や感動を与えられる選手になりたい」と意気込みを語った。麦谷選手は仙台市出身。小学2年から楽天スクールで野球を始め、袋原中では楽天シニア1期生に所属。大崎中央高時代は、50㍍走5秒台の俊足と遠投100㍍近い強肩を武器に活躍。右投げ左打ちの走攻守3拍子そろった外野手で、ドラフト会議(10月24日)では、将来的にチームの主力選手として盗塁王も狙える逸材と評価された。
さんさ時雨全国大会
宮城を代表する民謡、さんさ時雨で歌声を競う「第39回さんさ時雨全国大会」(県民謡道連合会主催、大崎タイムスなど後援)が11月24日、大崎市岩出山文化会館で開かれた。113人が自慢ののどを披露。一般の部では、山形県寒河江市の佐藤美玖さんが優勝した。さんさ時雨は1589年、会津と戦う仙台藩祖伊達政宗が磐梯山麓の摺上原に陣を構えた際、重臣・伊達成実の即興詩に節を付け、将兵に歌わせたのが起源とされる。大会は1981(昭和56)年に始まった。東日本大震災が起きた2011年、新型コロナウイルスの感染が拡大した20~21年は開かれなかったが、22年から政宗ゆかりの岩出山を舞台にしている。
涌谷町 副町長に大崎氏
涌谷町議会は5日、橋宏明前副町長の死去に伴う後任に、町企画財政課長の大崎俊一氏(59)を充てる人事案に同意した。大崎氏は同町字三十軒屋敷在住。東北学院大経済学部卒。1989年に町に採用され、まちづくり推進課企業立地推進室長や同課長を歴任した。
夜の神社を華やかに
大崎市古川福浦地区にある福浦道祖神社の境内が、イルミネーションで彩られている。ことしで5年目になる取り組み。イルミネーションのLEDは年々増え、ことしは昨年より5000球多い1万8000球の電飾が、地域住民や道行くドライバーらを楽しませている。コロナ禍で外出もままならなかった2020年、住民らを元気づけようと、福浦地区振興部(石堂剛彦部長)と福浦子供会が始めた。当初はささやかな飾り付けだったが、年を追うごとに鳥居や石灯籠を装飾したり、新たな電飾を追加したりして豪華になっていった。
電気工事士と交流会
古川工業高電気電子科の1年生33人と電気工事士の交流会が5日、同科実習室で行われた。生徒たちはプロフェッショナルから直接指導を受けて電気工事の仕事に理解を深め、進路選択の意識を高めていた。電気工事業界の人材確保や育成を目的に、古川電気工事協同組合青年部会が毎年交流会を開いていて、ことしで10回目。電気工事士8人が訪れた。
多文化共生の機運醸成
来春の市立日本語学校開設に向けて大崎市はこのほど、「おおさき多文化共生シンポジウム」を地域交流センターで開き、市民らも交えて留学生、在留外国人との「共生社会」実現の可能性を探った。パネル討論では、市立日本語学校の留学生募集先と同じ台湾、ベトナム、インドネシア出身の女性3人が意見交換。「日本語の壁」についてデヒィ・ソラヤさん(インドネシア)は「母国で勉強した日本語よりも、実際もっと難しかった」と振り返り、蔡雲仙さん(台湾)は「『いいよ』はOKかNGなのか。日本語のあいまいな表現にとまどう」と苦笑い。
白鳥公園にイノシシ
渡り鳥への餌やり控えて−。大崎市古川渕尻の江合川左岸「白鳥公園」でイノシシが出没し、市と国土交通省北上川下流河川事務所は餌狙いとみて公園内に注意喚起する看板を掲げた。北上川下流河川事務所によると、11月20日朝、河川維持工事の委託業者が餌を物色する成獣イノシシ2頭を目撃。現地確認と公園管理者の市との協議に基づき、急ぎ看板設置の対応策を講じた。
コロナ3週連続で増加
県は5日、第48週(11月25日~12月1日)の感染症発生動向調査週報を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所では、新型コロナウイルスで56人の感染が報告された。前の週からほぼ横ばいだが、県全体は3週連続で増えている。圏域ごとの定点医療機関で診断された新型コロナ感染者報告数は▽石巻67人(1定点医療機関当たり6・7人)▽大崎56人(同5・6人)▽仙南33人(同4・71人)▽気仙沼15人(同3・75人)▽塩釜57人(同3・56人)▽仙台市101人(同2・30人)。気仙沼以外の5圏域で前の週から増加し、県全体は15・8%増の329人(同3・62人)だった。
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