新雪にシュプール描く
大崎市鳴子温泉鬼首のオニコウベスキー場が13日、オープンした。昨期は「過去最悪の雪不足」(関係者)に悩まされたが、今期は週明けからの降雪で、2年ぶりに初日から滑走可能になった。初日はシーズン中の無事故、無災害を祈る安全祈願祭が現地で行われ、関係者たちがスキーヤーらの安全を願った。コースが広がる鍋倉山と小柴山両山頂の積雪量は、この日までに70㌢に達した。当初は最も標高が高い「フォレストロード」のみの予定だったが、前日にまとまった雪が降ったため、麓の2コースもオープン。残りのコースも整備が終わり次第、順次オープンするという。ゲレンデには待ちわびた多くのスキーヤーやスノーボーダーが集まり、豪快に雪を巻き上げながら新雪にシュプールを描いていた。
駅前を幻想的に演出
青や白のイルミネーションがJR小牛田駅前西口前を照らし、美里町の玄関口を幻想的に演出している。町が主催。例年と同じ約1万球の電飾をロータリー付近に飾り付けた。初日の8日は西口前で点灯式が行われた。相澤清一町長らが「3、2、1」のカウントダウンとともにボタンを押すと、一斉にきらめく電飾に、訪れた人たちが歓声を上げた。駅構内ではコンサートが開かれ、南郷高や岩出山高の生徒がクリスマスや冬にちなんだ曲をハンドベルなどで演奏し、雰囲気を盛り上げた。
高校生が読み聞かせ
田尻さくら高の生徒6人が9日、近くにある大崎市沼部小の1年生22人に絵本の読み聞かせを行った。県が推進する小中高連携による志教育支援事業の一環で、クイズやじゃんけん大会で交流も図った。沼部小を訪れたのは、希望する生徒でつくっている「図書サポーター」。児童館や子育て支援総合施設などでも読み聞かせを行っている。この日読んだ絵本は「あいうえおうさま」と「どんぐりむらのぱんやさん」の2冊。生徒たちは児童が聞き取りやすいように、ゆっくりと大きな声で読み上げたり、登場人物によって声色を変えたりしながら聞かせた。お兄さん、お姉さんの臨場感ある読み聞かせに、児童たちは引き込まれるように真剣な表情。興味津々の様子で物語に耳を傾けていた。
ミュージカルも披露
大崎市古川の音楽教室「ハーモニーフォレスト」は8日、市図書館多目的ホールでコンサートを開き、ドラムやボーカル、ミュージカルなど8コースの生徒たちが発表した。毎年この時期に行っている恒例のコンサートで、スタッフも音響技師などの資格を取得した生徒たちが務めている。今回は3部構成で65人が出演し、集まった約100人の観客に向けて1年間の練習成果を披露した。第2部では、昨年度開設したミュージカルコースの7人が「美女と野獣」を公演。同コースは劇団四季出身者が講師を務め、プロによるメーク指導もある本格的なもので、ことしは新たにダンス指導も加わった。生徒たちはステージ上を縦横無尽に動き、歌い、踊って役を演じ切った。
サケ捕獲 内陸で上位独占
県は、本年度のサケの捕獲・採卵成績速報(11月30日時点)を公表した。県全体の河川での捕獲は5003尾(雄雌合計)で、前年同期を8%上回った。県内陸北部の旧北上川、江合川、鳴瀬川、吉田川で捕獲数1~4位を独占しており、沿岸部では苦戦が続いている。
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