「甘い」新鮮ミカン好評
大崎市の姉妹都市、愛媛県宇和島市の特産品が並ぶ「えひめ宇和島みかんフェア」が、岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」で開かれている。7回目となることしは輸送手段が陸送から空輸に変わり、収穫したばかりの新鮮なミカン約12㌧が店頭に並んだ。訪れた観光客らは箱入りの温州ミカンを次々と購入していた。22日まで。ことしのミカンは、隔年で収穫量が少なくなる「裏年」に猛暑やカメムシの大量発生、イノシシによる食害などが重なったことで生産量が減り、価格が高騰。しかし、同道の駅では早期の発注に加え、生産者の努力で「産地でも買えない低価格での販売が実現した」(関係者)。初日の14日はミカン農家「山内ファーム」による対面販売を行い、宇和島市の岡原文彰市長も陣頭に立ってセールス。試食した人たちは「味が濃くておいしい」「とても甘い」と、購入する列に並んでいた。
年賀状受け付け開始
2025年用年賀状の受け付けが15日に始まった。古川郵便局では受け付け開始と同時に市民が専用ポストに投函したり、休日窓口に出したりする姿が見られた。 初日は日曜だったが、同局は営業時間外に開くゆうゆう窓口で職員が対応したほか、入り口付近に年賀状専用の大きなポストを設置し、受け入れ準備を整えた。受け付け開始前から市民が訪れ、シャッター前に年賀状の束を手にした人たちが並んだ。大崎市古川福沼の主婦、只野玲さん(48)は愛猫の写真を使って年賀状をデザインし、業者に依頼して15枚印刷。「はがき代だけでなく印刷代も高くなっていてびっくりしたが、毎年楽しみにしてくれている人がいるので、作成に力が入る。来年以降も出したい」と話していた。
ゆったりとした時間過ごす
大崎市古川新堀の婦人服などを販売するアトリエ鹿野で13日、クリスマスコンサートが開かれ、訪れた人はなじみの曲に耳を傾け、師走のせわしい中、ゆったりとした時間を過ごした。JR西古川駅前にある同店はほぼ毎月1回、駅前ににぎわいの場をつくろうと演奏家を招き「ワンコインコンサート」を開催。ことし最後のコンサートには近くの住民や同市松山地域、加美町などから30人ほどが集まった。出演したのは加美町の相澤ひなたさん(ボーカル)、原走太さん(ピアノ)のユニット「bokura」と、いずれも仙台市の菊田邦裕さん(トランペット)、HOUさん(ボーカル)。4人は「恋人がサンタクロース」など日本の代表的な曲や「ザ・クリスマスソング」といった定番曲を奏でた。
タブレット端末8台寄贈
勉強やレクリエーションに役立ててもらおうと、古川東ロータリークラブは10日、大崎市古川南町のフリースクール「フリースペースゆう」にタブレット端末8台を寄贈した。社会奉仕委員会が行っている事業の一環。さまざまな理由で登校できない子どもたちを支援しようと、母体となるロータリー財団の地区補助金を活用した。
障害者福祉に理解を
美里町の障害福祉サービス事業所と支援学校が手作りの品を販売し、活動成果を披露する「あいあいマルシェ」(町地域自立支援協議会主催)が10日、町駅東地域交流センターで開かれた。訪れた住民らが各施設や学校の活動内容に触れた。町社会福祉協議会によると、障害者を巡る現状として「障害者との接し方が分からない」「交流する機会が少ない」のほか、当事者の家族は「理解してほしいが、知られたくない」という傾向が根強くあるという。障害は心身不自由でなく、当事者を支える環境の不整備や差別、偏見といった「当事者を取り巻く暮らしにくさ」を指すという。そこで「障害を当たり前のように語れる場」や当事者と地域住民が出会う場の創出を目指し、昨年に続いてマルシェを企画。障害者福祉について関心と理解を深めることなどを目指す「障害者週間」(12月3~9日)に合わせて開催した。
いざ全国大会で初入賞へ
岩ケ崎高(村上孝志校長)軽音楽部のグループ7人が、22日にグランキューブ大阪(大阪市)で開かれる第4回全国高校軽音楽部大会全国大会(実行委員会など主催)に出場する。同部の全国大会出場は2年連続。部員たちは「初入賞を目指したい」と、追い込みの練習に励んでいる。全国大会に出場するのは伊藤聖渚さん(17) =3年、ドラム=、三浦美玖さん(18)=3年、ベース=、岡田陽太さん(18)=3年、ギター=、佐藤月姫さん(18) =3年、ボーカル=、日野ひなたさん(18)=3年、キーボード・コーラス=、阿部真奈さん(17)=2年、同=、橋真衣さん(17)=2年、タンバリン・コーラス=。東北地方の20校が動画でエントリーした中から15校に選ばれ、福島県郡山市で10月6日に行われた東北大会で演奏。準グランプリを獲得し、全国への切符を手にした。
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