古里の味を全国へ
大崎市田尻地域の地場産品を詰め合わせた「田尻ふるさと便」の出発式が20日、新みやぎ農協田尻営農センターで行われた。生産者らは古里の味が全国各地に届けられることを期待しながら、日本郵便の配送トラックを見送った。田尻ふるさと便は、旧田尻町が1987(昭和62)年、首都圏に住む田尻出身者でつくる「在京田尻会」へ向けて発送したのが始まり。99年にたじり穂波公社が引き継ぎ、今回で38回目。ことしは田尻産新米をはじめ、手作りハムや餅、菓子、漬物などを詰め合わせた5000円~1万円(消費税、送料込み)の3コースを準備。10月1日から今月初旬まで郵便局で受け付けしたところ、合わせて125件の申し込みがあった。
お勧めの本の魅力PR
他人に勧めたい本を店頭などでPRする広告(POP)を中学生に考えてもらおうと、美里町の3中学校対抗で行われた企画「POP決戦! 本の三国志統一戦」の入賞者が決まった。本の魅力を訴える力作が集まり、18日に入賞者が表彰された。町近代文学館が主催。3中学校が来春1校に統合されることから、6回目となることしが最後の〝決戦〟。読書週間の10月、町内2図書館(小牛田、南郷)に応募作78点を学校別に掲げ、来館者に投票を呼び掛けた。投票総数は392票で過去最多だった。3校のうち最も多くの票を集めたのが165票を獲得した南郷中で、小牛田中、不動堂中と続いた。今回初めて町長賞と副町長賞を設け、両図書館職員が入選作を選んだ。
心込め津軽三味線演奏
社会福祉法人寿清会が運営する高齢者福祉施設「笹森の里」(大崎市古川清滝)で18日、ボランティアで津軽三味線を演奏している仙台市の梅津よし子さん(82)が最後の演奏会を開いた。梅津さんは60歳で津軽三味線を始め、県内の福祉施設で演奏を行っている。笹森の里には親戚が利用していた縁もあって、ことし4月から毎月1回慰問してきた。しかし、仙台から車で1時間かけて通っていたことから、事故などを心配した家族が活動をやめるよう説得。そうした家族の思いを受け入れ、同施設での演奏会は今回で最後にした。
今季最終戦45人熱戦
大崎市田尻の加護坊パークゴルフ(PG)場で17日、ことし最後のオープンコンペ「師走カップ」が開かれ、男子は涌谷町の倉島嘉一さん、女子は登米市の佐竹とみ子さんがそれぞれ優勝した。同パークゴルフ場を運営する「たじり穂波公社」が主催するパスポート会員のオープンコンペ。昨年の師走カップは降雪のため中止を余儀なくされたが、ことしは天候に恵まれ、男子31人、女子14人が参加した。競技は、「さくら」「うめ」両コースの36ホールで実施。参加者たちは、ことしの最終戦にふさわしい結果で締めくくろうと、上位入賞目指して熱戦を繰り広げ、軽快な音を響かせていた。
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