2024/12/24


大しめ縄掛け替え

 初詣客を迎える年明けに向けて22日、園八坂神社(大崎市古川中島町)で本殿と鳥居の大しめ縄掛け替え作業があり、氏子らが新年準備にいそしんだ。氏子総代会と町内会有志「八坂クラブ」による恒例の共同作業で40人余りが参加。高所作業車で古いしめ縄を外し、1カ月以上かけて制作した真新しい本殿用(長さ約5㍍、重さ約100㌔)、大鳥居用(長さ約12㍍、重さ約80㌔)の大しめ縄へと掛け替えていった。

この冬一番の降雪

 強い冬型の気圧配置の影響で大崎地方も23日朝にかけてこの冬一番の降雪に見舞われた。交通事故や通行止めが相次いだほか、月曜日ということもあり、出勤した人たちが早朝から職場駐車場などの雪かきに追われた。気象庁の観測では午前9時現在、最高気温は大崎市古川が氷点下0・6度、同市鹿島台が氷点下0・1度、同市鳴子温泉川渡が氷点下1度。積雪の深さは古川4㌢、川渡24㌢だった。東北自動車道上りの築館インターチェンジ(IC)-古川IC間は午前6時半過ぎから10時半過ぎまで吹雪のため通行止め。ガードレールにぶつかって停車した車両に後続車2台が相次いで接触する事故も起きた。

クリスマスや正月楽しみ

 大崎地方の小中学校は、24日から来年1月7日までの15日間、冬休みとなる。ことし最後の登校日となった23日は、子どもたちが雪の中を元気に登校。休み中の過ごし方について指導を受け、クリスマスや正月などの行事を楽しみにしている様子だった。大崎市古川第二小(児童数650人)では体育館で全校集会を開催。佐藤美紀子校長がことし1年間を振り返るとともに、冬休み中は事件や事故に遭わないよう呼び掛けた。各教室に戻った児童たちは宿題を受け取ったり、冬休み中の注意事項をおさらいしたりした。1年1組では体の健康に加え、「近所の人へあいさつする」「家族の一員として率先して手伝いをする」といった心の健康を保つ行動についても、担任からアドバイスをもらっていた。

 

イグサでリース作り

 大崎市古川の米倉子供会は8日、志田東部コミュニティセンターでイグサを使ったクリスマスリース作りを行った。会員の減少が続く同会は本年度で解散することにしており、この日が最後の催し。児童たちは思い出にしようと製作に取り組んだ。同会の会員は現在14人で、このうち半数が6年生。以前は100人近く在籍していたこともあったが、コロナ禍で活動が制限されると同時に激減。回復傾向が見られないことから解散を決めたという。今回の催しは恒例の冬のお楽しみ会で、10人が参加。講師は同市古川穂波の佐々木畳工業大崎工房「艸々庵」代表で、畳縫師の佐々木崇さんら4人。佐々木さんが準備した熊本産イグサでのクリスマスリース作りと、大崎地方の稲わらを使った縄ない体験を行った。

 

ヒマワリ畑や巨大こけし

 大崎市古川北稲葉の認可保育園「バオバブ保育園」の作品展が、市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。園児たちが日々の生活や体験活動を表現した作品が会場いっぱいに並び、訪れた人の目を楽しませている。24日まで。同園は、子どもの主体性を重視した「子どもが考える・考えられる」保育を実践。作品は表現活動の一環として創作していて、同館での展示は3回目。会場には0~5歳児86人の作品を展示。4~5歳児は三本木のヒマワリ畑、鳴子温泉の巨大こけし、陸羽東線の電車など、自分たちが体験した場所やものを新聞紙や段ボールといった廃材を使って制作。遊び心と生き生きと創作に向き合う園児たちの様子を伝えている。

 

絵本と紙芝居読み聞かせ

 松山高図書委員会が7月から、近くの大崎市松山放課後児童クラブで「おはなし会」を月1回開いている。ことし最後の実施となった16日はクリスマスにちなんだ絵本などを読み聞かせ、児童たちと交流を深めた。保育コースがあり、児童との接し方を学ぶ場にする狙いもあって本年度初めて開いている。同校によると、高校生と小学生の連携事業は珍しいという。この日は1~3年生6人が訪問。大型絵本と紙芝居合わせて4冊を広げ、放課後児童クラブの松山小児童23人に対し、はきはきした声で読み聞かせた。また、読書に活用してもらおうと、手作りのしおりを配った。