オリックス1位指名祝う
大崎中央高出身、麦谷祐介選手(22)=富士大4年=のプロ野球オリックス1位指名祝賀会が21日、大崎市古川のアインパルラ浦島で開かれた。同校や伊藤康志市長ら大崎市内などの関係者から激励を受けた麦谷選手は「一意専心で、今後も精進していく」と活躍を誓った。祝賀会には同校野球部のOBや部員らも含め約160人が出席。佐々木哲校長は「走攻守そろった選手で、当時からオーラがあった。子どもたちの目標になる選手になってほしい」とあいさつ。伊藤市長は「1位指名は市にとって名誉なこと。世界に羽ばたく選手になってもらいたい」と期待を述べた。高校時代に指導した平石朋浩監督は「これまで支えてくれた人を思い、一日でも長く笑顔でプレーを」と激励の言葉を贈った。
きねと臼で「よいしょ」
子どもたちに伝統的な餅つきを体験してもらおうと、大崎市古川竹ノ内・大江向親和会は21日、古川稲葉大江向の集会所で餅つき大会を開き、児童たちがきねと臼を使って餅つきに挑戦した。この日は約70人が参加。きねと臼は地区民から借り受け、会員や有志がもち米を蒸したり、餅以外の材料を準備したりした。親和会の法被を着た子どもたちが小さなきねを懸命に振って餅をつくと、見守る大人たちは「よいしょ、よいしょ」と声を掛けて激励した。つきたての餅は、あんこ餅や納豆餅、雑煮などにして味わい、子どもと大人が親睦を深めていた。
聖夜前に響くハーモニー
クリスマスコンサートが22日、美里町文化会館で開かれた。出演者だけでなく聴衆も加わり、聖夜を前にハーモニーを響かせた。同館の主催。町民らでつくる「童謡唱歌を歌う会ぽんぽこ」と女声合唱団「コール・ハモリカ」、同館を会場とする健康ボイストレーニング教室講師の高柳ユミさんが出演したほか、加美町のバリトン歌手でハーモニカ奏者の遠藤眞幸さん、ピアニストの麻衣子さん父子をゲストに迎えた。クリスマスソングや賛美歌を中心に歌った。このうち一部は「公開型ボイストレーニング教室」として聴衆も加わり、出演者と息の合った歌声をホール内に響かせた。
日展入選作 再び日の目
国内最高峰の公募美術展「日本美術展覧会」(日展)で10度入選した画家の澤山睦子さん(84)=大崎市古川出身=が、入居先のシニア向けマンション「メデカマンション桂」(仙台市泉区)に日展入選作など3点を寄贈した。作品は、入居を機に全て処分する予定だったが、知人の力添えで再び日の目を見ることになった。澤山さんは、2000年から18年にかけて日展に入選。18年には特選受賞者または入選回数10回以上の人だけが推挙される「会友」になった。
ポストをサンタに〝変身〟
クリスマスシーズンを迎え、大崎市内の郵便局はポストをクリスマスの装いにデコレーションし、利用者を出迎えている。25日まで。日本郵便が2020年から全国で展開している「郵便局サンタ47(フォーティーセブン)」の一環。大崎市内では古川、松山、三本木、鹿島台地域の郵便局でつくる宮城北部地区連絡会宮城大崎部会の12局が、ポストをサンタクロースやトナカイの格好に飾り付けた。このうち古川千手寺郵便局は、近くにある千手寺幼稚園の子どもたちに毎年デコレーションを依頼。ことしも10日に園児20人が訪れ、ポストの表側と裏側にラミネート加工した白いひげや眉毛、赤い帽子などを飾り付け、サンタクロースに〝変身〟させた。
入賞した生徒表彰
古川ロータリークラブ(RC)が主催した「第48回大崎市古川地域中学生創作展」の表彰式が20日、同市古川のアインパルラ浦島で開かれた。同展は11月6日から5日間、市民ギャラリー・緒絶の館で開催。絵画、彫刻、木工・工芸、オブジェ、被服・手芸の5部門に8校から178点が寄せられ、各校の美術教諭らが部門ごとに最優秀賞や優秀賞、会長賞などを選んだ。表彰式では古川RCの筒井俊明会長が最優秀賞、優秀賞、会長賞に選ばれた生徒たちに表彰状を授与。大坂美和審査委員長が最優秀賞受賞作を講評した。絵画部門で最優秀賞に選ばれた古川東中2年、武内めいさんの「恋に溺れた鹿」は、足を根に、角を藤の花が咲く枝に変えた鹿がたたずむ作品。「『優しさ』『恋に酔う』『決して離れない』という藤の花言葉と鹿を組み合わせたら面白いと思った」と武内さん。
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