バランスある食学ぶ
迫桜高で12月18日、進学や就職を控えた3年生を対象に食の大切さを学ぶ講話と料理体験が行われ、生徒たちはバランスの取れた食生活の大切さを学んだ。1人暮らしを控えた生徒らに食の自立を支援し、郷土料理にも触れてもらおうと栗原市食生活改善推進員協議会が開催。推進員11人や栗原市の管理栄養士が訪れ、講師を務めた。参加した生徒は、選択科目で「生活と福祉」を学ぶ35人。講話で佐藤会長は朝食の大切さ、塩分の取り過ぎに注意が必要なことなどを話し、「コンビニで買う場合でも、食のバランスを考えて利用してほしい」と語った。
吉野記念館が30周年
吉野作造記念館=大崎市古川福沼=は1995年1月29日に開館し、今年、オープンから30周年を迎える。2月1日、記念式典が大崎生涯学習センター「パレットおおさき」で開かれるほか、2日には大崎市地域交流センター「あすも」で「おおさきデモクラシーフェスティバル」を開催。高校生の政策提言発表や吉野作造をテーマとした朗読劇などイベントが行われる。
古川東バイパス 25年度全線開通
大崎市古川東部から南部へ抜ける迂回ルート「国道108号古川東バイパス」(延長約5・1㌔)が2025年度に全線開通する。事業開始から35年。19年までに第1、第2工区の供用が始まり、現在、最後の第3工区の整備が進んでいる。全線開通で市街地の交通混雑緩和や現道区間の交通事故減、救急搬送の迅速化、地域産業振興などが見込まれ、沿線や周辺地域住民の期待は高まっている。
夏に参院選、秋に知事選
ことし県内では参院選、知事選が行われるほか、県北部関係は加美町議選、栗原市と登米市の市長選および市議選がある。今のところ、今夏の参院選宮城選挙区(改選数1)は、立憲民主党の現職に自民党と参政党の新人が挑む三つどもえの戦いになる見通し。秋の知事選は現職を含めて立候補を表明した者はおらず、今後の動向が注目される。 第27回参院選は6月25日から7月24日までの間に行われる。宮城選挙区(改選数1)では、立憲民主党現職で再選を目指す石垣のりこ氏(50)に、いずれも新人で自民党元県議の石川光次郎氏(57)と参政党県連会長で牧師のローレンス綾子氏(54) が挑む三つどもえの争いとなる見込み。昨年の第50回衆院選では自民・公明が過半数割れの少数与党となった。立民は改選前から50議席増やして148議席となり躍進。参院選での勢いが注目される。
加美町議選 定数削減後初の選挙
任期満了に伴う加美町議選は3月18日告示、23日投開票の日程で行われる。議員定数が17から2削減されて15となる最初の選挙で、これまでに現職3人が引退を表明している。前回トップ当選を果たした佐々木弘穀氏(72)=無所属・1期=をはじめ、これまでに一條寛氏(75)=公明・5期=、伊藤信行氏(82)=無所属・5期=の現職3人が今期限りで引退することを表明している。一條氏の後継としては40代男性が立候補に向けて準備を進めている。
昭和100年 終戦80年
2025年は「昭和100年」にあたり、終戦から80年の年でもある。戦争、敗戦、戦後の復興。「激動」といわれた昭和を生きた、今年100歳を迎える大崎市古川、菊地秀雄さんの青春は、軍需工場での焼夷弾作りと、びんたが飛ぶ軍隊生活で費やされた。「満州に行く予定だったお前らは、船がやられ行けなくなった」と、徴兵されてすぐ上官から聞かされた菊地さん。「人生は不思議なもの」と、100年の人生を振り返る。
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