若者たちの笑顔あふれる
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「成人の日」(13日)に先立つ12日、大崎地方1市4町で20歳の門出を祝う式典があり、各会場は晴れ着に身を包んだ若者たちの笑顔と活気であふれた。大崎市の「二十歳(はたち)の集い」は市内7地域で開かれた。本年度満20歳を迎える計1234人のうち、対象者が最も多い(773人)古川地域では市民会館で2回に分けて実施。午後からは古川東、古川南、古川学園、古川黎明各中学校出身者が式に臨んだ。伊藤康志市長は式辞で「絆と人の和」「家族や仲間、地域社会との支え合い」の大切さについて説き「勇気を持ち、失敗を恐れず挑戦して」とはなむけの言葉を送った。
個性あふれる力作並ぶ
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世界の子どもたちが描いた絵画を集めた「第54回世界児童画展宮城県展」(美育文化協会、大崎市教委主催、大崎タイムスなど後援)が、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。個性あふれる作品が会場いっぱいに並び、訪れた人の目を楽しませている。26日まで。同展は1970年の大阪万博を機に創設され、世界中を巡回。第54回展は3~15歳が描いた7万6305点が寄せられ、宮城県展には県内と31の国と地域の入選、入賞作品303点を展示した。それぞれの国や地域の人、動物、祭りをモチーフにした作品や創造力を生かして表現した想像画など、独創性が光る力作ばかり。台湾のドン・イエンジュンさん(15)が描いた「幻像」は、だまし絵技法を使い、風景や植物、魚などで女性の横顔を形作っている。
「110番」の正しい利用啓発
遠田署は9日、遠田地区少年補導員協会長の門澤文恵さん(49)=美里町駅東=を一日警察署長に委嘱した。門澤さんは小牛田小であった「110番・非行防止教室」で児童たちに110番通報の利用法などを紹介した。一日警察署長は、110番通報の大切さや正しい利用法を啓発する「110番の日」(1月10日)にちなんだ試み。同署で委嘱式を開き、白瀬勲署長が委嘱状を手渡した。110番教室で門澤さんは、犯罪被害から身を守る心構えを説いたキーワード「いかのおすし一人前」に触れ、「皆さんの命を守るためにしっかり覚えてください」と全児童156人に呼び掛けた。児童を代表し5年の小谷匠吾君(11)が110番通報を模擬体験。不審者に腕をつかまれそうになって安全な所に逃げたところで通報し、警察官の問いに応じて犯人の年齢層や衣服などの特徴を答えた。「110番の日」に合わせ鳴子署は9日、大崎市鳴子小(児童数47人)で防犯教室を開いた。児童2人が一日警察官を務めたほか、県警音楽隊による演奏会もあり、子どもたちは警察官のいろいろな仕事に理解を深めた。一日警察官に任命されたのは、6年生の遊佐麗南さん(12)と伊藤優杏さん(12)。2人は制服を着用し、体育館で開かれた防犯教室では警察手帳や手錠、防弾盾などを持ったり、身に付けたりした。また昇降口前で模擬出動も体験し、「乗車」「エンジン始動」「出動」の掛け声でパトカー4台を見送った。防犯教室ではこのほか、署員が交通安全、犯罪捜査といった警察官の業務を解説。県警音楽隊は行進曲やアニメのテーマ曲などを披露。力強い演奏に合わせ、カラーガード隊は色とりどりのフラッグを使って躍動感ある演技を繰り広げた。
高段位OBから直接指導
古川工業高剣道部(部員4人)と同部OB会の新年恒例の初稽古が3日、同校武道館で行われた。参加者は技術向上を願い、気合を込めて竹刀を振るった。OB会員11人のほか、部員の父兄、会員が顧問を務める宮城工業高剣道部の部員合わせて25人が参加。素振りなどの基本練習のほか、OBが現役世代を指導する地稽古、立ち会い稽古を行った。今回初めて行われた立ち会い稽古では、教士7段などの高段位者らが「竹刀が震えていると相手に攻められる」「やみくもに打っても一本は取れない。一刀一打に集中して」などと丁寧に指導した。
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