2025/1/18


美里で子牛初競り

 子牛の初競りが14~16日の3日間、美里町のみやぎ総合家畜市場で開かれ、生後10カ月ほどの黒毛和種が競りにかけられた。初日の平均取引価格は1頭当たり税込み58万3216円となり、昨年の初日を1万円余り下回った。競りにかけられたのは、県内各農協に加入する繁殖農家が育てた黒毛和種の子牛約1100頭。初日は、畜産農家や市場関係者が鏡開きや三本締めをして初競りを祝った後、300頭余りの入札が行われた。競り場に現れた子牛の肉付きや血統を肥育農家が即座に見定め、次々と競り落としていった。

共通テストへ健闘誓う

 大学入学共通テストが18、19の両日行われるのを前に古川高で16日、直前集会が開かれた。3年生229人は校章「蛍雪章」が描かれた鉢巻きを着け、互いに合格、健闘を誓い合った。集会は旧センター試験時代から、コロナ禍を除き毎年開催。ことしは共通テストや一般入試に挑む生徒だけでなく、推薦などで合格が決まっている生徒、就職や専門学校へ入る生徒も参加した。あいさつに立った牛来拓二校長は「新課程で思考力や判断力を問われる内容に変わり、変わった問題にどきっとすることがあるかもしれない。焦らず平常心で取り組み、努力の成果を発揮してほしい」と語った。3学年主任の藤原純教諭も「落ちそうで落ちない受験の神」で知られる石巻市の釣石神社へ初詣したことを話し、「受験は団体戦。全員が志望校に受かるよう、支え合って頑張って」と激励した。受験生を代表し、鈴木充さんが決意表明。「不安や焦りがまだ少しあるが、支えてくれる先生や親、友人たちに感謝し、自信を持ってやり切ったと思えるテストにしたい」と述べた。

大崎市人口 前月比156人減少

 大崎市は、今月1日現在の住民基本台帳人口を発表した。人口は12万2035人(男6万130人、女6万1905人)で前月比156人減少。世帯数も5万3069世帯で同51世帯減った。いずれも外国人(世帯)含む。このうち人口動態については、自然増減は出生49人(男31人、女18人)に対し死亡181人(男83人、女98人)で差し引き132人減。社会増減は転入204人に対し転出228人で24人減の転出超過となった。人口を旧市町単位の地域別でみると、多い順に古川7万5448人(前月比54人減)、鹿島台1万704人(同10人減)、田尻9434人(同26人減)、岩出山9212人(同29人減)、三本木7246人(同6人減)、松山5215人(同11人減)、鳴子温泉4776人(同20人減)と全地域で減少が進んだ。

 

大崎市長杯中学バレー 古川学園女子が2連覇

 第15回大崎市長杯中学校選抜バレーボール選手権大会(市バレーボール協会主催、大崎タイムスなど後援)が12日、古川総合体育館で開かれた。1、2年生で構成された県内各地の強豪男女各12チームが熱戦を展開。女子は古川学園が昨年に続き優勝した。3セットマッチのトーナメント戦が行われた。前回大会から出場している古川学園は、3試合いずれも大差をつけストレート勝ち。男子の古川は決勝第3セット、富沢相手にデュースまでもつれ込んだが惜敗した。

 

大崎地区平均0・83倍

 県教育庁は16日、県内の公立高校を今春受験する中学3年生の出願希望について調査結果をまとめ公表した。それによると、全日制課程の志願倍率は0・99倍で、前年同期を0・01㌽下回り、2021年度の0・96倍に次いで過去2番目に低かった。大崎地区は0・83倍で、前年同期を0・02㌽上回った。入学試験を行う高校は、全日制課程が県立64校と市立4校の計68校130学科。定時制課程は県立10校と市立2校合わせて12校20学科。少子化に伴い全日制のうち一迫商業は築館高一迫商業キャンパスとなるほか、迫桜総合学科が1クラス減の4クラスとなるなど6校で科目やクラス数が再編される。大崎地区(8校15学科)の最高は、古川工土木情報科の1・55倍。次いで同機械科1・46倍、同建築科1・45倍など同校5科全てと古川普通科(1・10倍)で1倍を上回った。