2025/1/22


障害者の作品生き生き

 「障害者による書道・写真全国コンテスト」県大会が、大崎市松山の酒ミュージアムで開かれている。県内の障害者が伸び伸びと筆を走らせた書や、独自の感性で切り取った写真が並び、訪れた人を引き付けている。2月2日まで。同コンテストは、障害のある人の文化・芸術活動の促進と技術向上、積極的な自己実現、社会参加の促進を図ろうと1986年に始まり、昨年に第39回を迎えた。県大会は、県障害者社会参加推進センター事務局(仙台市)の主催で、第39回大会に向けて県内一円から集まった210点(書196点、写真14点)を掲げた。

高校球児が野球指導

 加美農高と東北高の野球部が18日、加美農高体育館で野球教室「KAMINOベースボールフェスタ」を開いた。高校球児たちは児童に投球フォームなど基礎を教え、野球の楽しさを伝えた。毎年この時期に合同練習をしている両部が、野球の裾野を広げようと、おととしから年数回開いている取り組み。ことし1回目となるこの日は、県北部や仙台圏から少年野球チーム5団体と未就学児合わせて約80人が参加。両部員26人が指導に当たった。部員たちが話し合って決めた指導メニューは、キャッチボールから始め、投球、捕球、打撃の基本フォームを身に付けてもらう内容。このうち投球は児童一人一人の癖を見ながら、手の振り抜き方や足運びなどを丁寧にアドバイス。良いフォームで投球した児童には「ナイスピッチング」と声を掛けていた。

要支援者の避難計画作成

 大崎市防災会議が17日、大崎地域広域行政事務組合庁舎で開かれ、市が示した市地域防災計画を一部改正する案を原案通り了承した。災害対策基本法が2021年に改正され、県地域防災計画が見直されたのを受けたもので、避難行動要支援者に対する個別避難計画の作成などを新たに盛り込んだ。計画の改正は20年度以来4年ぶり。地域防災計画は、同法に基づき市防災会議が策定する。会議には会長の伊藤康志市長と委員の市職員、警察、消防、国や県の地方機関、商工関係団体代表ら50人ほどが出席した。了承された今回の改正では、法改正に伴い従来の「避難勧告」「避難指示」を「避難指示」に一本化。市町村の努力義務となった避難行動要支援者に対する個別避難計画の作成を盛り込んだ。

 

交通死亡事故ゼロ1000日

 大崎市田尻地域がこのほど交通死亡事故ゼロ1000日を達成し、伊藤康志市長と髙橋誠古川署長は17日、連名の感謝状を古川地区交通安全協会田尻支部の太田義治支部長に手渡した。田尻地域では2022年3月31日、同市田尻字田尻の県道で、横断歩道を渡っていた当時73歳の男性が軽自動車にはねられて亡くなったのを最後に死亡事故がなく、12月25日で1000日を達成した。市役所で開かれた感謝状贈呈式には太田支部長のほか、市交通指導隊田尻分隊の荒孝治分隊長、市田尻地域行政区長協議会の佐々木一夫会長が出席。伊藤市長が太田支部長に感謝状を手渡した。

 

地域活性化へ決意新た

 大崎市の田尻まちづくり協議会は18日、田尻文化センターと沼部公民館で「新春の集い」を開いた。地域住民ら約150人が参加し、新年を祝うとともに地域のさらなる活性化へ向け、決意を新たにした。集いは、地域住民が共に新年を祝い将来を語り合う場として、毎年実施。「青少年意見発表会」「新春講演会」「賀詞交歓会」の3部構成で行われ、意見発表会は田尻中2年の佐々木煌璃さんと堀秀成さん、田尻さくら高の菊池彩那さん(2年)と佐藤ひなたさん(3年)が、それぞれ学校を代表して登壇。ジェンダーレスについてや自身の障害、不登校や人見知りを克服した経験から学んだことなどを堂々と発表した。

 

県西部従業員数ランキング

 企業情報管理のSalesNow(東京)はこのほど、宮城県西部の従業員数ランキングを発表した。1位はトヨタ自動車東日本(大衡村)で6949人。大崎地方では大崎市社会福祉協議会(大崎市)が577人で最も多かった。