2025/3/21


背より高い「拡大卒業証書」

 大崎地方の小学校で14日から19日にかけて卒業式が行われ、6年生が学びやを巣立った。このうち、18日にあった大崎市古川第三小(児童数719人)の卒業式では児童の身長よりも高い「拡大卒業証書」パネルが用意され、式を終えた卒業生たちがパネルの前に立って記念写真を撮っていた。拡大卒業証書パネルは、小学校生活の思い出にしてもらおうと、同校PTAが製作。縦1・8㍍、横2・7㍍の大きさで、式後に昇降口前へ設置。保護者がわが子の晴れ姿を写真に収めたり、卒業生が家族や友人とともに記念撮影したりする姿が見られた。

小学生剣士500人熱戦

 「第18回北雄舘竜世旗・宮澤杯争奪少年剣道大会」(加美北雄舘・同親の会主催、大崎タイムスなど後援)は16日、加美町中新田体育館で開かれ、小学生剣士たちが熱戦を繰り広げた。同大会は、2003年に交通事故で亡くなった同舘所属の橋本竜世君(当時7歳)をしのぼうと始まった。「剣道日本一」を目指していた竜世君の両親から優勝旗(竜世旗)の寄贈を受け、交通死亡事故撲滅と青少年の健全育成などを目的に毎年開催。第6回大会からは、大会当初から審判長を務めていた同舘師範、故宮澤保行さんの名を冠している。今回は県内や関東圏のほか、昨年、能登半島地震の影響で出場できなかった石川県の中能登武道館も参加。過去最多の65チーム、約500人の小学生が団体戦と学年別個人戦で優勝を争った。

大崎市人事 総務部長に寺田産経部長

 大崎市は19日、4月1日付の定期人事異動を発表した。異動総数359人(前年度比21人増)。役職定年は部長級2人、参事級2人、課長級3人。新規採用46人。2025年度当初の総職員数は982人(同24人減)となる。部長級では、総務部長に寺田洋一産業経済部長、産業経済部長に大塲一浩民生部長、民生部長に高橋亮一市民病院経営管理部長をそれぞれ起用。また参事級からの昇格で、市民病院経営管理部長に佐々木康之民生部参事兼社会福祉課長事務取扱兼消費生活センター長、上下水道部技監に遠藤典夫建設部参事兼課長事務取扱兼用地対策室長を充てる。このほか大崎地域広域行政事務組合派遣(組合事務局長兼総務課長)の千葉晃一総務部付参事も理事へ昇格させる。

 

人材育成やまちづくり

 大崎市と宮城誠真短大(同市古川福沼)は17日、次世代の人材育成やまちづくり振興などを通し、地域活性化、市民サービス向上を推進する包括連携協定を結んだ。保育士や幼稚園教諭などを養成する保育科単科の同短大は、以前から各種選挙において投票を促す街頭啓発や、学生消防団による火災予防活動などで市に協力。卒業生は大崎地方をはじめ県内の幼稚園や保育園、子育て支援施設などに就職し、保育、幼児教育の担い手として活躍している。協定書によると、▽保育・幼児教育の分野で活躍する人材の育成▽市民が主役・協働のまちづくり▽安心・安全で交流が盛んなまちづくり▽地域の個性を生かし、豊かな心を育むまちづくり▽地域で支え合い、健康で元気なまちづくり-などについて連携、協力する。