2025/04/01


河川敷の立木伐採

 大崎市田尻地域の江合川北小牛田愛護会は23日、増水時の堤防決壊などを防ごうと、地域を流れる江合川で立木の伐採作業を行った。同会は地区の江合川河川敷約3㌔の立木伐採や清掃活動を、毎年区間を設定して行っている。19回目となることしは、JR東北線の鉄橋から下流約200㍍で実施。会員の地区住民、東北地方整備局北上川下流河川事務所や大崎市の職員ら合計30人ほどが参加した。

 

恩師との別れ惜しむ

 大崎地方の小中学校で27日から28日にかけ、教職員の離任式が行われた。大崎市古川北小(児童数315人)では28日に開かれ、36年間の教員生活を終える齋藤竜一校長に児童らから手作りの「教師卒業証書」が贈られる一幕もあった。体育館で行われた離任式には、卒業式を先日終えた6年生を含む全校児童が出席。児童を代表して5年生の高村美帆さん(11)が、退職、転出する7人の教職員一人一人の思い出を紹介し、「先生方とお別れするのはとても寂しいが、これまで以上に笑顔があふれる小学校にしていく」と送別の言葉を伝えた。引き続き、教師卒業証書授与式を開催。齋藤校長の長年の貢献をたたえ、感謝を伝えようと、児童と教職員が企画したもので、齋藤校長は涙ぐみながら全校児童の寄せ書きとともに受け取った。

 

文科大臣表彰受ける

 大崎市三本木小PTAがこのほど、2024年度優良PTA文部科学大臣表彰を文部科学省で受けた。市内では初の快挙という。保護者と地域、学校が三位一体となり、PTA行事や児童のメディアコントロールに取り組んでいる点が認められた。28日、伊藤康志市長に報告した。同PTAは、役員だけで企画、運営することが多い行事を一般会員や地域住民と共に実施している。住民でつくる「三本木地域学校協働本部」と共にテレビやゲームなどメディアとの関わり方を学習。「親子陶芸教室」や「夜の学校体験」に住民が講師やスタッフとして参画している。

 

大崎市消防団 ポンプ車6台更新

 大崎市消防団の小型消防ポンプ積載車6台が更新され、26日、古川消防署で新たな車両の交付式が行われた。既存車両の老朽化に伴うもので「最新鋭のポンプ車導入により団員の負担軽減、消防力の充実強化が期待できる」(市防災安全課)。内訳は古川支団3台、松山、岩出山、鳴子各支団1台ずつ。交付式では、伊藤康志市長から内田博美団長へ交付書が手渡され、続けて各支団長へと渡った。

 

社会人のマナー学ぶ

 「新入社員セミナー」が26、27の両日、古川商工会議所で開かれ、新卒者がビジネスマナーや言葉遣いなどを学び、社会人としての一歩を踏み出した。ビジネス現場での基本を学び、早く企業の戦力になってほしいと、古川商工会議所主催、大崎法人会など共催で開催。会員企業の新入社員が受講した。26日は21人が参加。日本電信電話ユーザ協会講師の植野のり子さんらが、社会人としての基本マナーを指導した。

 

東北を改めて考える

 「〝東北〟とはなにか-東北の歴史をさかのぼり、考える-」と題した歴史講座が22日、大崎市古川の吉野作造記念館で開かれ、受講者たちは古代東北の歴史について思索を深めた。

 講師を務めたのは、柴田町文化財保護委員の後藤彰信さん。「東北」という言葉が使われ出した経緯、縄文から古墳時代までの東北の人口や気候、生活様式、文化の変化などについて語った。この中で、東北は弥生時代、西からの人口圧力によって弥生文化が広がり、古墳時代には東北南部に現在の能登や千葉から2度にわたって大規模な移住の波が起こったことを説明した。その上で、「2度の大規模移住や過酷な自然の影響により、東北南部では農耕社会(古墳文化圏)、北部は狩猟採集社会(続縄文文化圏)に分離されることになった」と解説。また南部の大崎、仙台、名取平野などには関東系の移住者も入り、南北双方が交流や交易を重ねていたことも紹介した。

 

栗原市誕生20周年 旧10町村の自然や祭り

 日本郵便は4月1日から、栗原市誕生20周年記念オリジナルフレーム切手を販売する。3月25日には切手シートを同市に贈呈した。記念フレーム切手は1シートに110円切手が10枚付いている。築館の薬師まつりや伊豆沼(若柳)のハスなど、合併前の旧10町村の自然や祭りの写真がデザインされている。市役所で行われた贈呈式には、宮城県北部地区連絡会地区統括局長の菅原昭若柳郵便局長ら4人が訪れ、佐藤智市長に切手シートを手渡した。1シート2000円(税込み)。栗原市内のほか大崎地方の郵便局、「郵便局のネットショップ」で販売する。